アメリカは未だにウイルス対策の決断に論理性がない。危機感をアメリカが持たないことが不思議だ。

アメリカは未だにウイルス対策の決断に論理性がない。危機感をアメリカが持たないことが不思議だ。
Covid-19の試練は、世界的な結束のチャンスだったが、世界は今回、分断を加速した。ウイルスのために力を合わせることもできたはずが、そうはならなかった。なぜ?ワクチンまでできた今、掘り下げて考えるべきだ。
早めに回復した国と、非科学的な対処でミスした国の差が、経済にも現れている。政治体制の問題ではない。リーダーシップの問題だ。
ワクチンの流通を考える一方で、未だにウイルスの存在にさえ抵抗する人もいる。これが世界でもっとも裕福な国が、最悪のリーダーシップでどうなるかを示した結果だ。日本はこれからどうなるだろう?
バイデン氏に今のところ偏りは感じられない。バランスが良く、協調への意識を感じる。結束の強さを示せれば、バイデン氏の時代が来るだろう。
自動運転の実現に、アメリカのIT企業さえ手間取っている。日本は電動化さえまだスタートできない。周回遅れか?
原発推進派が慌てる判決の法が、国会の終わりより注目される始末。現政権の余命は想像以上に短いだろう。
イスラエルに熱を上げる時のWall Street Journalのモチベーションは、もう香港にはない。中国に儲け話の魅力がなくなったら、思想も理念も感じていなかった極東の民主主義の理想はどうでもよくなったのかもしれない。
オイル界隈には、まったく景気のいい話が見えない。世界中で苦境に喘いでいる。紛争に変わらないといいが。
デジタル・シフトは、元に戻ることはない。さらに加速するだけだ。いままで後回しになっていた業界にも、オンラインの波はさらに加速する。いつの日か、オンラインが淘汰に向かう日も来るだろうが、それはさらに発展したテクノロジーになる。今より安易なビジネスに戻ることは永遠にない。
ワクチンができても、株価が動いても、金やVIXが変動しても、金利だけは沈黙している。
リスクを自らコントロールしている人たちが、利益を手にする。人の意見に従って受ける痛手は、自らが下した決断で被る損失よりずっと悲劇的だ。
時代は移ろう。影響を受けた業界の人たちは痛ましいが、堪えて未来を見た方がいい。同じ仕事は蘇らないだろうが、今までのノウハウが生きるビジネスは必ず生まれる。そのチャンスにもっとも近いのは、いま苦しさを味わった人たちだ。
嗤うしかない話ばかりが集まった週末。冬が深まる予感。
今の若い世代には、小さくても投資に回せる余裕がない。この社会構造は資本主義の維持には極めて悲観的な現実だ。若い世代が投資に参加できるシステムが必要だ。
3万ドルという節目越えに、Wall Street Journalが手放しに楽観。そこまで大きなトレンドは感じないが、何が変わっただろう?政権?経済政策はトランプ氏の方が高評価だったはずだが?
既視感のある人選。それが安心感を生み、株価を上げた?次の政権の方向性が見えはじめ、期待も高まっている。敵を作らず、結束を促す。4年間の反発が、秀才や既得権を持った人たちに良い緊張を与えたのなら、バイデン氏のアメリカは一気に上昇気流に乗るだろう。
アメリカ、ドイツにつづき、イギリスでもワクチンが現実になりつつある。日本の会社名は、残念だが出てこない。
ロックダウンと外出抑制が、アメリカにリサイクルを加速させている。経済活動が再開しても巻き戻さないシステムができあがれば、アメリカの生活にリサイクルが根付く。
スウェーデンの大胆さは失敗だったようだが、フィンランドとノルウェーは機能しているようだ。ロックダウンなし、経済を動かしながら感染抑制をヨーロッパで機能させている。学ぶべき点は多い。