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235.報道比較2011.2.16

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日本経済新聞・社説
財政持続と競争力の両方を追う米予算

毎日新聞・社説
米の軍事戦略 脅威へ新たな連携を

読売新聞・社説
米予算教書 前途多難な財政再建シナリオ

オバマ米大統領が財政赤字の削減を目指す財政再建策を発表し、米統合参謀本部は7年ぶりに「国家軍事戦略」を改定した。
日経は予算の中身について、「どの歳出を削り、どの分野に資源を投じるかのメリハリを端的に示した点で日本にも大いに参考になる」と指摘。医療や社会保障費の抑制などで具体策を欠く部分はあるものの、「意図」が鮮明であることを肯定的に取り上げ、「見習いたい」と結んでいる。
毎日はアメリカの「国家軍事戦略」を取り上げ、北東アジアにおける米軍の強固なプレゼンスについて「今後数十年、維持する」と明記されたことなどを指摘。「日韓の防衛協力強化も必要だという認識を示したもの」とし、「こうした米国の見解は、財政難で防衛予算縮小を迫られている台所事情の反映でもあろう」と分析している。また、戦略全体を「アジア重視」と総括しつつ、成長する中国「経済」との兼ね合いが見え隠れする戦略だと示唆している。
読売は日経と逆で「再建シナリオはあいまいで、具体策を欠く」と分析。財政赤字が2009年度から4年連続で1兆ドルを超えることを「異常な事態」とし、景気拡大との兼ね合いで一辺倒に歳出削減できず、野党の共和党も大統領への対決姿勢を強めていることなどから「前途は多難である」としている。

民主党

日本経済新聞・社説
党員資格停止では軽すぎる

読売新聞・社説
民主党処分 親小沢勢力の反対は筋違いだ

政治資金規正法違反で強制起訴された小沢元代表の処分について、民主党は常任幹事会で裁判の判決が確定するまで党員資格停止とすることを多数決で了承。党倫理委員会に諮問し、その答申を受けて正式決定する。
日経は、党として離党勧告し、元代表があくまで従わないなら、除籍(除名)処分を検討するのが筋ではないかとし、過去の同様の政治家の事件では少なくとも離党はしており、議員辞職した例もあると指摘。管首相の対応も「腰砕け」と批判し、ねじれ国会対策で元代表やその支持グループの造反を避けるため、軽い処分にせざるを得なくなったのだと強く非難している。
読売はこの決定を、多くの国民の認識と乖離が大きいとし、日経同様、ねじれ国会対策で小沢氏の処分が軽減されたとみられることを非難している。小沢氏に近い議員は予算関連法案採決時の造反をほのめかし、鳩山前首相も「党内でいじめのようなことが起きている」などと執行部を批判しているが、社説はこれを「筋違い」と指摘。権力闘争にうつつを抜かす親小沢勢力に疑問を投げかけつつ、小沢氏の国会招致についても免責されたわけではないと指弾している。

鳩山「方便」発言

朝日新聞・社説
鳩山氏の発言―「方便」とは驚きあきれる

産経新聞・社説
民主・社民協議 延命の悪あがきに見える

毎日新聞・社説
「抑止力は方便」 無責任極まる鳩山発言

鳩山前首相が「普天間基地を最低でも県外へ移設する」という公約を果たさなかったばかりか、移設断念について「米海兵隊の抑止力を挙げたのは方便にすぎなかった」と発言したことを批判する内容となっている。
朝日は「辺野古移設を確認した日米合意の存立を揺るがしかねない事態」とし、地元の理解への道はさらに厳しくなったと指摘。もう一度海兵隊の抑止力や沖縄駐留の必要性について根本から丁寧に説明するとともに、本気で沖縄の負担軽減とも向き合うべきであると結んでいる。
産経は、民主党が来年度予算案をめぐる修正協議を社民党と始めたことと関連付けて鳩山氏の発言を非難している。社民党は管政権の法人税5%引き下げの撤回を要求しているうえ、そもそも普天間問題で対立して政権を離れた。社説は今回の修正協議を「特例公債法案の衆院再議決」をにらむ「悪あがき」と批判。極めて不安定な数合わせを求めざるを得ないところに政権の行き詰まりが見え隠れしているとし、マニフェスト見直しを9月に先送りする方針を撤回して野党第一党の自民党と正面から協議すべきと結んでいる。
毎日は、仲井真弘多県知事が発言に強い不快感を示し、稲嶺進名護市長が「辺野古回帰の論拠がなくなった」と主張するなど沖縄の不信と怒りが増幅していることを「当然である」とし、鳩山氏個人の資質の問題ということで見逃すわけにはいかないと指摘。国会への参考人招致も視野に入れ、もう一度説明を尽くせと結んでいる。

高速道路無料化

朝日新聞・社説
高速道値下げ―これでは「使い逃げ」だ

菅政権が今春以降の高速道路の新料金について方針を固めた。「平日上限2000円」や無料化区間の追加など、全体として値下げを進める。 社説はこの制度の持続可能性に疑問を投げかけ、自公政権時代の2008年、深夜利用向けなどの割引のために10年間分の財源が用意されたことを指摘。この財源の残り約2兆円を流用し、2~3年で使い切ってしまおうということなのだとし、「使い逃げ」だと批判している。

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