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ドイツのシステム崩壊を指摘するWall Street Journal。どれも現実で深刻。今までの価値観が壊れたのはロシアでもウクライナでもなくヨーロッパだ。
ドイツのシステム崩壊を指摘するWall Street Journal。どれも現実で深刻。今までの価値観が壊れたのはロシアでもウクライナでもなくヨーロッパだ。北欧がNATOに入り、ドイツはエネルギー、産業、安全保障…何もかもが機能不全。今まで決めたことのほとんどがリセットを余儀なくされている。それだけロシアに依存していた。同盟国でもないのに。批判は簡単だが、システム修正に時間はない。もしドイツが揺らいだら、EUは解体さえ考えるレベルまで停滞する。これをプーチン氏が狙っていたとは思えないが、ドイツはまたロシアに国を揺らされている。
そんな時に今までどおりG7の視点で話す日本は30年以上時間が止まっている。島国でなければ、アメリカとの同盟がなければ、ここまで持ったかさえ判らないレベルの低さ。アメリカが沈む分だけ、日本も沈む。その現実を判って属国を演じているのだろうか?
ここに書いてある価値観を持つロシア人がいないとは思えない。似たような価値観が中国にもあるだろう。アメリカには?ヨーロッパや日本には?私はないと信じたいし、私の知る限りアメリカ人にも日本人にも、領土を広げたい感覚は感じられない。古いと言う言葉は誤解を生むから使わない方がいいが、このあたりの理解が確実にずれている。決めた国境を国力で変える感覚を持っている人たちには、残念だが防衛で意志を叩くだけの準備はいる。脅しもすることになる。それがいま十分か?私には十分には見えない。軍拡には反対だが、今のままで足りるとは思えない。戦争が起こってしまったのだから。
食糧危機と戦争の関係は先進国にもインパクトがある話題。途上国限定の発想にしない方がいいはずなのだが?結局ロシア批判で終わる発想も貧弱。ウクライナからの輸送を掘り下げた方がもっと興味深い話が見えてくるはずだ。視点が固定観念に囚われている。
2日前に読売が取り上げたトピック。読売は政府の節電ポイントに視点を集めていたが、朝日は電力供給不足を中心に据えている。当然、朝日の方が興味に近く、質が高い。原発や脱炭素の話で是非論に陥って必須の仕事を忘れている人が多い。足りないものをどうつくるかに知恵を絞った方がずっと建設的だ。
2日前に朝日が取り上げた話題。内容も酷似。誰が書いても同じになるなら先行しなければ価値はない。同じレベルの発想ならふたつはいらない。どこかが消えるだろう。
連載型になるとどんどん品質が下がる毎日。価値を感じたのは初日の外交だけ。ムードに流されているのは毎日自身だ。
酒をのんでなくしたことより、責められるべきは孫請けだろう。契約に書け、ではない。自社で責任を持ってやれ、に切り替えて正社員雇用を増やすべきだ。日本全体に責任感がない。