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Wall Street Journal
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もっとも衝撃を受けるのは淡々と語るボランティア医師のウクライナの現実と人間の強さだ。戦闘によって傷ついた体は言葉だけでも想像を越える。傷ついた人たちにとって医師が大きな支えであるとともに、医師は生きようとする人たちから勇気を得ている。簡単に降伏だの抵抗だの傍観している立場から言うべきではない。現実から我々が学ぶべきものは無限にある。余計な言葉がすべてを見えなくしていることを日本のメディアは忘れている。
核は抑止から脅しのツールに、情報はもっとも恐ろしい武器に変わりつつあるようだ。核を持つことは愚かという価値観をアメリカが作り出そうとしているなら、夢想のように聞こえるが求めるべき理想であり、それほどの対立が現実になっている。少なくとも、核を持っていれば相手が引き下がるという現実をロシアは手にしていない。むしろどんどん弱体化し、孤立している。アメリカの夢想はいつも最後に自国がもっとも有利になるシナリオになっている。今回も注意が必要だ。