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4555.報道比較2021.7.19

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民主主義内での劣化が、香港の哀しい現実や、独裁に優越感を味わわせる原因になっていると思う。学び、歩み寄るべきは私たち自身だ。

Wall Street Journal
カンヌ映画祭、中国と衝突覚悟の決断 香港デモ映画上映へ (2021.7.16)

昨日のフランスの話題にひきつづき、Wall Street Journalならではの迫真のコンテンツ。日本のメディアでは決して感じない緊張感。読み込んでいくと、なぜか私は日本の不自由展騒動を思い出した。日本では社会全体で無抵抗に権力を容認する。抵抗者を市民同士が潰し合う。アメリカも分断。市民同士が対立する。香港では権力と市民という構図に見えるが、権力に共感して市民同士が争う話は聞かない。欧米側にいるからだろうか?
抑えなければ、民衆は思想で分断する。どちらかが多数決で選ばれる。選ばれても、もう片方の思想を語ることは許される。どちらに属するかも自由。途中で変えることも可能。このシステムは、市民全員への教育は必要だが、かけがえのない自由が感じられる。だが、そのシステム中での争いが激化していることは受け入れ難い。寛容さも失っている。私は、この民主主義内での劣化が、香港の哀しい現実や、独裁に優越感を味わわせる原因になっていると思う。学び、歩み寄るべきは私たち自身だ。

朝日新聞・社説
ゆがむ米選挙 民主主義の足元を正せ

傍観者だがアメリカに愛着を感じる身としては、政治の争いは正々堂々とやってほしいと思う。朝日の社説だけを読むと共和党だけがひどい仕打ちをしているように感じるが、民主党も相当やり方が悪どい。だからトランプ氏の支持が継続するのであって、白人だけがトランプ氏を支持しているわけではない。今回の朝日のような主張を声高に大手メディアから長いしつづけることが共和党支持者の結束を強めている。民主党はマジョリティの認識があるなら、やり方に気をつけるべきだ。数だけで押されれば、少数派は抵抗する。

朝日新聞・社説
国家安保局 幅広い知見の結集を

この小さな閉鎖的な組織に多くの課題を任せた方が危険。範囲を限定して、本来あるべき閣議、国会との意思決定の差異を明確にすべきだ。

毎日新聞・社説
慢性的な電力需給逼迫 再生エネ軸に安定化策を

なぜ投資しない?エネルギー・シフトを進めるために政策をつくったのだろう?これで投資が進み、新たな産業に移行するために。電力会社はなぜ将来のニーズが見えるのに投資しない?

毎日新聞・社説
宇宙旅行時代の幕開け 新たな価値観生まれるか

何のために社説で取り上げたのか疑問。中学生でも思い付く程度の論評のためなら時間の無駄。すべてが表層的。

読売新聞・社説
ワクチン接種 要介護者への目配りを十分に

進んでないよね?当初の目標は希望する高齢者ではなく、全成人の80%だったよね?勝手にできるレベルまで目標をすり替えないでほしい。平日になった途端に政府迎合がはじまった。週末の担当者の方が好ましい。

読売新聞・社説
中露の強権統治 国連を自己正当化に使うとは

私は民主主義に期待しているが、数や経済力で議論を進められるほど、国連はもう理想を追求できる組織ではない状態だと読売は認識すべきだ。世の中には独裁者が自分のために統治している国もいくつもあり、国連に加盟していることも多い。彼らが中国と結託して欧米の価値観に抵抗する場は、もう何度も見てきたはず。民主主義は理想をかなえられる国家でもなかったし、誰もが望む統治方法でもなかった。中国が独裁で豊かになる姿を見せている中で、彼らに流れる発想は十分にあり得る。理想を振りかざしても説得力はない。

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