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ITは利便性を向上させ、サービスを増やす。リアルはサービス低下を受け入れさせるチャンスと動く。オンライン化はさらに加速する。働き方も生き方も変わる。
コロナ・ショックが2030年にタイムスリップさせた、10年後に来る未来を引き寄せたとの意見は多い。ビデオ会議は私の仕事場でも、たまに使うものから毎日使うものに変わった。終電が繰り上げられたり、コンビニが休めるようにする高齢化、過疎化によるサービスの衰退も、コロナによって受け入れられた。ITは利便性を向上させ、サービスを増やす。リアルはサービス低下を受け入れさせるチャンスと動く。結果、オンライン化はさらに加速する。DXと呼び名を変えずとも、社会活動をオンラインで完結させようとする取り組みは加速するだろう。もうリアルにしがみつくわけにはいかない。リアルで仕事をしている人たちは、この仕事がオンラインに置き換えられないかを考えるべき時期だ。決してなくならないサービスはある。それらはむしろ価値が上がるだろう。医療や教育は、配信がオンラインになっても、コンテンツの価値は変わらない。物流はますます逼迫するだろうが、ドア・ツー・ドアの流通は見直されるだろう。ショップという概念は、いつまで機能するだろうか?少なくとも、今のままの機能はいらなくなる。交通さえ収縮しはじめる中、働き方も生き方も変わる。