ORIZUME - オリズメ

3883.報道比較2019.10.4

3883.報道比較2019.10.4 はコメントを受け付けていません。

Wall Street Journalの社説が圧巻。これが新聞社の社説であり、信頼できる言動の本質だ。毎日の憶測と伝聞による社説のクオリティを見ると、日本の残念さが判る。

Wall Street Journal
内部告発は大統領特権より優位なのか (2019.10.3)

毎日新聞・社説
トランプ氏に新疑惑 外交の私物化は許されぬ

Wall Street Journalの社説が圧巻。これが新聞社の社説であり、信頼できる言動の本質だ。Wall Street Journalは手放しにトランプ氏を評価も批判もしない。政党も対等に扱う。イスラエルに親近感を持ち過ぎていて、ロシアとイランを嫌うな、とは思う時もあるが。そんな彼らが今回、気にしたのは大統領の機密だった。機密が知られたことでウクライナやオーストラリアに不利益が生じただけでなく、アメリカの信任は大きく落ちる。秘密が守れない人に大事な話は届かなくなる。大統領には多くの秘密があってしかるべきだし、内部告発の名で何もかもが漏れてくるトランプ政権は、トランプ氏への忠誠心以前の問題に陥っている。Wall Street Journalの指摘はもっともだ。アメリカ大統領の不利益はアメリカ国民の不利益に直結する。トランプ氏の好き嫌いや是非を論じることと、トランプ氏の仕事を進まなくさせるのは別に扱った方がいい。当然の話だ。公務員はとかく気に入らない政治家の足下をすくう。リークなどの手法を使って。それを食い止めるために安倍政権は人事権を掌握したのだろうが、逆効果と呼べるほどの政権暴走を招いてしまった。どちらも大きな問題だ。メディアが冷静に警告できるアメリカは恵まれている。毎日の憶測と伝聞による社説のクオリティを見ると、日本の残念さが判る。

朝日新聞・社説
外国人の就学 社会の姿勢が問われる

これがなし崩しで動く日本型行政の典型的なパターン。教育委員会も文科省も絶対に10年以上前から気づいていたはず。それでも無関係を装い、無視してきた。同じことは警察にも、司法にも、農政にさえ起きているだろう。決めなければやらない。平然と無関心を装う。何事もなかったことを語る工作さえする。それは尭聖だけの話ではない。民間も同様だ。関電でも、かんぽでも、NHKでも…日本全体に蔓延っている悪弊だ。この悪弊が信頼を破滅させ、日本経済を衰退させているというのに。日本人なら、誰もが知っている。日本人の勤勉さなど偽装であり、幻想だ。

朝日新聞・社説
かんぽ不正 これでは信頼は戻らぬ

9.28にはなぜかNHKを批判していた朝日が、こんどはかんぽを攻撃。NHKへの批判は経営委員会だから…とでも言い訳するのだろうが、朝日のセンスが揺らぎ、世論の風見鶏になっている証拠。信頼度が著しく下がった。最近、朝日の凋落ぶりが目立つ。

産経新聞・社説
ゲノム編集食品 風評禍の阻止に取り組め

9.25に朝日が、取り上げた話題。驚いた。産経はゲノム編集の情報を風評と見ているらしい。さすが国策を推す新聞。原発と同じ結末になった時の致命傷は想像さえできないから予防すると考えるのが国策のセオリー。仕事を放棄したような消費者庁の肩を持って国策を盲信しろと言うことか?産経が大好きなアメリカのFDAがどれくらい厳しいかを調べてみたらどうだろう?それが通常の国家行政のする仕事だ。

読売新聞・社説
大規模停電 復旧遅れを真摯に検証せよ

ふるさと納税 趣旨逸脱許さなかった総務省

政府の広報紙状態になっている読売。大規模停電もやけに政府を重んじているが、自らは取材に出向いたのだろうか?ヘリを飛ばした程度では?過疎化が進む自治体に人がいなければ、報告も遅れることだろう。もう日本の地方自治も、人減らしが進んだ惨状も、サービス悪化が目に見えるほど進んだという現実が露呈しただけだ。これが東京で起こったらどうなるかをシミュレーションした方がいいのでは?同じことは確実に起きる。
ふるさと納税も嗤える。総務省が総務省の中で争っている。そのバカバカしさを否定もせずに生真面目に報告している。コントのような社説を良く書いたものだ。政府しか見ていない姿勢が、読売をどんどん盲目にしている。

Comments are closed.