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3861.報道比較2019.9.12

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権力者に求められるのは思想ではない。冷静な判断力だ。衝動よりも論理が求められる。日本がいかに感情だけで動かされる危うい発想で議論しているかが判る。

Wall Street Journal
ボルトン氏辞任でトランプ氏が失うもの (2016.9.11)

トランプ氏、ボルトン氏を改めて批判 後任候補「5人検討」 (2016.9.12)

ボルトン氏の退場、安保政策で進むトランプ化 (2016.9.11)

毎日新聞・社説
ボルトン米補佐官の解任 トランプ外交に重い責任

トランプ氏の衝動的なやり方に、いつものとおりWall Street Journalが苦言。ボルトン氏がどれだけのタカ派だったとしても、トランプ氏がどれだけ交渉という平和的に思える手法を前提にしているとしても、Wall Street Journalは無計画と感情で動く外交にはノーを主張している。明確だ。これからの大統領選挙にもポジティブにはなりそうもないが、結果で世論はブレる。成果が出ればトランプ氏は再選されるだろうし、トランプ氏が狙っているのもそれだ。ギリギリに成果を強調できる権力は、大統領が一番手にしている。問題は、本当に成果を挙げられるかにかかっている。
毎日は国内紙で唯一この件を取り上げたが、思慮の浅さが目立っただけになった。権力者に求められるのは思想ではない。冷静な判断力だ。温厚な思想が平和をもたらすのは、世界が平和な時だけだ。緊張の世界は思想だけでは務まらない。だからこそ、衝動よりも論理が求められる。日本がいかに感情だけで動かされる危うい発想で議論しているかが判る。

朝日新聞・社説
安倍新体制 「挑戦」課題を見誤るな

産経新聞・社説
内閣改造 憲法改正に不退転で臨め 悪化する国際情勢に備えよ

毎日新聞・社説
安倍内閣の大幅改造 本気で懸案の「仕上げ」を

読売新聞・社説
安倍再改造内閣 総仕上げへ戦略的に挑め

麻生氏を替えず、加計学園で問題の中心に名前が上がった萩生田氏が文科大臣とは、批判派はなめられたものだ。朝日はこの悔しさを実績で返せなければ、ずっと政権は怠慢をつづけるだろう。この体制で増税やオリンピック、受験改革を越えていくと考えると背筋が寒くなるが、権力を与えた以上、文句を言っても仕方がない。彼らが多数派になる日本が私にとっては生きづらいが。形式だけの憲法改正なら、私は許容する。むしろ形のないままでき上がってきた秘密法や内閣が憲法解釈を勝手に変えるような前例ができあがっていくことの方がずっと恐怖を感じる。そういう前例を安倍政権が作ってきたことを忘れてしまったかのような新聞の近視眼。安倍政権になってからの報道は、本当に頼りなく、顔色を窺う存在になった。ますます役に立たない、必要のない存在になっていくだろう。

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