
CC Attribution, Photo by Bradley Gordon via Flickr
どれだけ争っても交渉はつづける中国とアメリカ。会話さえ成り立たずに悪化するだけの韓国と日本。
また一歩、トランプ氏は中国への経済カードを出した。中国が対抗できない規模の関税。これで中国は、貿易とは違うカードで対抗しなければならなくなる。ただ、日韓の感情が先行した対応とは異なり、アメリカと中国は、どれだけ争っても交渉をつづけている。ナショナリズムにつながる言動も避けている。香港や台湾にさえ、トランプ氏は相当な配慮を習氏に見せている。覇権をめぐる争いだったとしても、軍事のカードは切らない。こういう冷静さを、日本政府と日本国民に知ってほしい。
典型的な低レベルな仕事。理由だけは必死に並べるが、ゴール設定がない。結果、関係は時間とともに悪化しかしない。外交の問題を経済で攻撃した手法は、この先、どこかで後悔に変わる。同調する産経と読売。戦時中と同じレベルの迎合を、あからさまにやりはじめた。孤立した時、日本はまた同じ痛みを味わうことになるのは、私にとって確実に思えてきた。