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3769.報道比較2019.6.12

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Wall Street Journalの社説の品質がすばらしい。対比するように国内紙の劣化は進む。

Wall Street Journal
巨大IT企業を待ち受ける審判 (2019.6.11)

すばらしい社説だ。企業の巨大化に怯える事もなく、政治がすべき事は巨大化を解消する事ではないとシンプルに言い切っている。社会が抱く不安の解消と、将来の社会の利益を最大化するのが独禁法や行政の仕事であって、目の前の独占に見える一時的な現象を追うべきではない。私はさらに、課税対象としての巨大企業という視点を払拭してほしい。IT企業が巧みに課税を逃れて来たのは間違っているが、大きさに対比させた負担を負わせれば、その重みは必ず社会に返ってくる。政治家が注目を集めるために課税を煽るのを指摘してほしい。

Wall Street Journal
消費増税は失策、日本は回避のチャンス台無しに (2019.6.12)

この意見も国内紙では見られないシンプルで適切な内容。いつしか財務省に洗脳された政治、メディア、社会は、安倍政権が構造改革を何一つしていないことを忘れている。本来すべき仕事をせずにカネがあるように見せかけるペテン。同じようなことを企業もしている。株価と雇用を非正規に切り替えて利益確保するだけでは、成長などあり得ない。本当の事業をしているか、再考すべきだ。

朝日新聞・社説
F35墜落事故 飛行再開ありきでなく

これは政治が決める決断だ。朝日の言ってる懸念は正しいが、いつまでも事故検証していても安全保障にはマイナスだ。どこで折り合いをつけるかが政治の仕事。もっとも大切な信頼を失うと、何もかもがスローダウンする。これからの日本にとって大問題だが、政治はまだ気づいていないようだ。

朝日新聞・社説
香港のデモ 自由の民意を尊重せよ

昨日、産経が取り上げた話題。これも中国へのアメリカの攻撃のひとつ?アメリカのPRがうまく機能しているのか、徐々に世界中がこの問題に視点を集め始めた。そんな中、やはり日本の新聞のレベルは低い。社説だと感情をむき出しにするのはなぜたろう?理想論は判るが…幼稚な理想論は空虚だ。

産経新聞・社説
札幌の女児衰弱死 子供守る気概がみえない

昨日、産経が取り上げた話題。昨日の毎日よりも感情的。安倍氏の指示は機能していないのであって、無理を強いる精神論では現場が動かない。戦時中のような発想で問題解決を考えるのをやめてほしい。

産経新聞・社説
老後「2千万円」 厳しい現実に目背けるな

む?野党や金融庁に責任転嫁していないか?選挙戦略に傾いているのは与党と政府では?年金の建設的な議論を避けているのは政府に見えるが。

毎日新聞・社説
初の米朝会談から1年 後戻りさせてはいけない

首相のイラン訪問 時機生かして緊張緩和を

外交の話題2つを選んだ毎日。北朝鮮の話題の方が社会的ニーズは強いだろうが、内容は薄い。イラン外交の方が論理的だが、誰でも思い付くような内容。力不足。

読売新聞・社説
骨太方針案 最低賃金上昇の環境整えたい

読売新聞・社説
対韓感情の悪化 「歴史蒸し返し」への苛立ちだ

政府広報に徹する姿勢を鮮明にする読売。韓国への悪い感情を煽るのは読売も加担しているのだが、自省はない。

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