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3756.WWDC2019 Expectations from a Developer

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昨年はひさしぶりに参加したWWDC。今年は少し悩んで、すぐにエントリーさえスルーしました。
本業で取り組んでいる事に集中しようという理由がひとつ。もうひとつは、去年も感じたAppleのDevelopment communityの変化です。WWDCに現地に行かなくてもリソースにリーチできる環境は整っていて、エンジニアとマンツーマンで話したくなるほど挑戦したいテーマがAppleに減って来たこと、モバイルで生まれたカルチャーやエコノミーにも成長から成熟への変化がはじまっているからでしょう。
Apple自身が、デバイス中心からサービス中心にビジネスをシフトしている中、新しさより安定、Moon shotよりもAuto driveに価値が見出されている気がします。そうなると、ダビデよりゴリアテの方が有利だったり、やけにIPOを急いで資金調達したがる環境があるのかなあ…と感じます。

自分自身の反省も含めて、ITのイノベーションへの挑戦意欲やペースもスローダウンしています。昨年、同じ時期に話題になったMicrosoftのGitHub買収は、まるでその後の進展なし。LinkedInもまったく変化なく、Skypeも放置。クラウド事業は好調?で株価も上がってますが…私は、AWS、Firebase、Dropbox、Google appsからスイッチする意欲は起きませんでしたね。ここにiCloudが食い込まないのも残念なまま…です。

昨年、発表されたCoreML2は、試してみたいと思いながら、ほとんど手つけずで終わりました。Xcode でしか機能しない機械学習は、やはりアプリケーションにするには困難でした。今年、macOSには解放されるでしょうか?そうすれば、取り組みたいテーマはいくつかあります。

ARKitもおもしろかったですが、公式のMeasureさえ、誤差がハンパない。UIもAppleでこのレベルか…という難しさ。洋服のサイズ測ろうとか、不動産の距離測ろうくらいは誰でも思いつくんですが、やろうとすると技術的にまだまだの印象。

NFCの解放は、発表されたものの、その後、まったく進捗せず。未だにwriteができないからandroidいるなあ…で、Appから書き込みたい企画が出るたびにiOSにため息。今年は進歩するでしょうか?Kotlinを学びはじめる理由は十分です。

ミー文字…聞かないですね。使い方もわからない…こういう話題は、今年もいくつかあるんでしょうか?

なんか、ネガティブなことばかり言ってるんですが、期待してますよ、もちろん。サービスにシフトするってことは、開発環境はシンプルになっていくと思いますし、洗練されるだろうなあと。Developerのsigningなども、自動化されて変なデータができたりしますが、シンプルで目的の達成にはスムーズになりました。Swiftの進化も、そういう視点の進化が多い気がします。
もうViewControllerがどうなったとか、APIが増えるという話より、ひとつずつがImproveされていくのかな?と。それならStoryboardとデータベースは早めにシンプルにしてほしいと3年くらい言ってますが…。Realmはmongoに買われて進化するといいなあ…と、Apple以外の動きにも期待してます。

あとは、やっぱりAppleの持つカルチャーと、Developerのコミュニティのセンスは、たしかに健在だな、と思います。

数々のストーリー、WWDCに集結

公式にリリースされたAppleのコンテンツにも感じる、なにかを変えようという思い。本当に多様な人たちがニュートラルにつながっている雰囲気。パワハラとかセクハラとか、ITの仕事場にも差別や偏見はあるのは事実ですが、Codeを通じた世界はもっと民主的で、本当に自由。WWDCに行くと、Appleの人たち、参加者、街の人たちまでもが、親近感のあるコミュニティを形成しているのがうれしくなる。あの雰囲気を感じるために参加するのも、とてもすばらしい、かけがえのない体験だと思い出してました。
体験を重視する、Appleらしい空間。
メッカ巡業みたいなものだと笑う人もいますが、まあ…そんな感じに近くなってきたかな?

今年は、実業を優先して、東京から見守ることにします。
あ、体験と言えば、昨年のサンノゼでのAmerican Airlineの出来事、まだ書き上げてなかったなあ…
いまでも鮮明に覚えている、アメリカらしい体験。
1年経っても書けないドタバタな時間だったってことか…反省。

So, what do you think ?