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3686.報道比較2019.3.24

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動き出すと止められない日本の組織体質。意識してでも止めなければ、未来はいつも失敗が待っている。

Wall Street Journal
アマゾン攻略、ウォルマートが仕込む秘密兵器 (2019.3.22)

「赤字覚悟」という一言が気になる。Amazon Goも人手不足と次世代の小売り店のモデルとしての挑戦としては興味深いが、今のところ、まだ明快な解は見えない。Uberなども取り組んでいるデリバリーをシェアリング・エコノミーとリンクする取り組みは斬新ではある。が、機能するのか、価値があるのか、にはまだ遠い気がする。少なくとも、ウォルマートやアマゾンのような規模と余力がなければ困難で、世界中の流通業者が取り組める結論ではない。結果、巨大な流通企業が総取りする可能性もあり、その時の小売りや消費が今より進歩しているのかは、まだ夜明け前の段階だ。テスラがはじめてロータスの車体で電気自動車を作ったくらいのフェーズだろうか?今すぐ時代が変わる可能性はないが、勝者になるための挑戦はすでにはじまっていて、先行者に計り知れないアドバンテージがもたらされるかもしれない。同様に人手不足に陥っている日本の小売りに比べれば、チャレンジしているだけアメリカの経営の方が答えを見つけるのは早いだろう。コンビニが取り組んでいるのはイノベーションではなく、目先の改善、コスト削減、フランチャイズのモデル変更に留まっている。問題意識の着眼点の差が大き過ぎる。残念だ。

朝日新聞・社説
幼保無償化 政策の優先度見極めを

毎日新聞・社説
沖縄の提案を首相拒否 この機会をなぜ生かさぬ

読売新聞・社説
違法サイト対策 基本に立ち返り議論を深めよ

安倍政権の仕事がまったく機能していないことを示す社説が3本。批判的な朝日の幼保無償化と毎日の沖縄基地、応援する立場の読売の必死の弁護の著作権保護。どれも興味を惹く話題で、すべてが思い付きで安直に案を出し、行き詰まるが強行してさらに傷跡を深める結果に至っている。決断できない政治が日本の改革を機能不全に至らせていたのは事実だが、ブレーキが利かない政治がひどい仕事を進めても止まらないのは、さらにひどい結末を思わせる。国民もさすがに気づいていると思うのだが、メディアはなぜ追いつめられないのだろう?

読売新聞・社説
中国の外資保護 技術移転強制の懸念は残る

中国への攻撃には手厳しい産経と読売。この厳しい視点を自国の政府にも向けて欲しい。

朝日新聞・社説
三陸鉄道 課題克服へ走れるか

産経新聞・社説
レオパレス不正 効率優先の体質に呆れる

経済の話題を取り上げた朝日と産経。どちらも先行きに不安を感じさせる内容だ。将来の見込みがないまま、熱意のような感情だけで事業を営むと、結末は必ず厳しい現実が待っている。せめてひとつかふたつ、見込みのある計画を手にしてから進めるべきだったのでは?アイディアを持っていても失敗するのが経営。持たないまま進めるのは、私には無謀にしか見えない。動き出すと止められない日本の組織体質は経営には不向きだ。

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