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3656.報道比較2019.2.23

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4つの国内紙が並んで社説で取り上げた、はやぶさ2。もちろん、情報は同一。各紙の視点が微妙に差異が出ている主張が興味深い。

朝日新聞・社説
はやぶさ2 宇宙を思い足元固める

産経新聞・社説
はやぶさ2の快挙 初代の失敗と自信を糧に

毎日新聞・社説
はやぶさ2の着陸成功 宇宙探査の技術力示した

読売新聞・社説
はやぶさ2 太陽系の起源に迫る挑戦だ

4つの国内紙が並んで社説で取り上げた、はやぶさ2。もちろん、情報は同一。各紙の視点が微妙に差異が出ている主張が興味深い。朝日は予算の話を追求し、産経は戦時中のような国威を強調している。毎日と読売は冷静だが、ビジネスと開発のバランスには答えを見出していない。私も興味があるのは、この宇宙探査のゴール設定を、日本はどこに置いているのか?だけだ。他の国と競争して何をしたいのか?他国がやるから日本もやっているだけ?そのあたりが判らないから、私は興味が湧かないのだろう。技術が抜きんでることと、事業として成立することは違う。国家として君臨することともまったく違う。目的は何なのか。政治がこういう説明を明確にしてくれたことは一度もない。

朝日新聞・社説
辺野古移設 計画の破綻は明らかだ

毎日新聞・社説
辺野古沖に杭7.7万本 工期も工費も過大になる

朝日が以前から指摘していた事実をようやく毎日が追随。だが、県民投票を前にしても産経と読売は無視。社説だけではなく、事実としても軟弱な地盤の話がメディアで大きく取り上げられた記憶はない。森友・加計学園よりもおかしな隠蔽とも思える辺野古の地盤の事実。政府を追いつめたいなら、新聞はより追求してもいい話題だと思うのだが。

産経新聞・社説
竹島の日 韓国の不法占拠を許すな

読売新聞・社説
竹島の日 領土教育の充実が欠かせない

Wall Street Journal
韓国文政権、極端すぎる賃金政策に現実の壁 (2019.2.21)

領土を堅持するのが国家の安全保障の基本的テーマなのは理解するが、今の日本政府のやり方が適切とは思えない。また、産経や読売のような主張が役に立つこともないだろう。同じ韓国政府への話題なら、Wall Street Journalの視点の方がずっと私たちの関心事であり、韓国の現状を正しく理解するために機能する。メディアの役割とは何か?私たちが得るべき情報とは何か?いつも冷静に自身で検証した方がいい。

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