昨日にひきつづき、FRB問題を語るWall Street Journal。かなり辛口だ。社説は特に鋭く、12月の利上げを失敗と言い切っている。株価と景気だけで見ればWall Street Journal の意見には同意する。経済を安定して運営する責務という面でも。ただ、膨れ上がったバランスシートの問題をWall Street Journal が気にしているとおり、FRBの現状は正常と自信を持って言えるものかは疑問だ。それがパウエル氏のした事ではなかったとしても、彼には過去のFRBの負債をどう始末するのかという仕事もある。今がその時期ではないと判断したことが正しいのかは、今すぐには判らない。少なくとも、この仕事をするのにトランプ氏の政策は反作用する事は確かだ。