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3615.報道比較2019.1.13

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毎日と読売の視点は興味深い話題を選んでいる。産経も政治やイデオロギーが絡まない読みやすい社説。つまらないこだわりをなくした方が、新聞はずっと読みやすい。

Wall Street Journal
アップルに方向転換の兆し、マイクロソフト路線へ (2019.1.11)

次期iPhone今秋発表へ、不振の「XR」後継機も計画 (2019.1.12)

Apple Shock後、Wall Street Journalには頻繁にAppleの話題が登場する。ネガティブではない、ニュートラルな視点で今後のAppleを見ている。それでもイノベーションの話題は出てこない。「守勢」が示すとおり、Appleからイノベーションの匂いは感じられない。徐々にソフトウェア・プラットフォームを解放していくのは敗北を意味するものではないが、マネタイズのための解放なら、次なる戦略がないなら、未来は暗い。次の芽は、どこに?

朝日新聞・社説
貿易紛争のさなかに 秩序立て直しへ一歩を

毎日新聞・社説
次の扉へ 生命操作と人類 行き過ぎをどう抑えるか

読売新聞・社説
アートの潜在力 人々の心潤す拠点を増やそう

まだ正月がつづいているのか?と思える緩いトピック。朝日のTPPは既視感があり、語り尽くされたものだが、毎日と読売の視点は興味深い話題だ。週末に頭の体操程度に考えを巡らすにはおもしろい。体外受精はOKだが、DNAに手を出すのはNGとは、単純には言い切れない。倫理という答えの出ない領域が科学と距離を縮めている。人工知能が株価を操作したら?無人戦闘機が人を殺したら?自動運転のクルマが犠牲にすべきはよけられない歩行者か、ドライバーか?どれも答えは人間が出さなければならない、人として責任を取るべき倫理の領域の課題だ。愛とは?家族とは?結婚とは?戦争とは?殺人とは?人は歴史の中で、正しく答えを出してきた。そして、時代と共に少しずつ変化を受け入れてきた。似たような答えの出し方が、これらの問題にも当てはまる。天才や有識者が答えを出すものではない。政治や君主が決定すれば従うものでもない。私たち一人ひとりが、考えるべきテーマだ。毎日は答えを述べるのをためらっている。こういう課題にこそ、何らかの解を社として出すのが社説ではないのか?
アートに対しての読売の感覚も興味深い。ビジネスの視点が中心で、前向きな捉え方が中心。似た思考は東京にも、リゾート地にも見られるが、成功には至っていない。インバウンドで日本に訪れる外国人が、夜に楽しめる美術館がないのを嘆いていると聞いたこともある。横並び、うまくいった事例にのみ倣う姿勢の結末は「すべていなくなる」に決まっている。個性と多様性を読売はアートに感じているだろうか?

産経新聞・社説
五輪招致疑惑捜査 JOCは自ら潔白証明を

大間マグロ 安定した供給へ知恵絞れ

産経が連休に興味深い話題を2つ並べた。明らかに調査不足で早めに事態の収束を図ったJOCに対してフランスの検察が動いた姿勢を擁護。ゴーン氏の事件との関連も一蹴している。適切な姿勢は小気味いい。もう一方のマグロについても論理的だ。政治やイデオロギーが絡まない時の産経の姿勢は接しやすい。さっさとつまらないしがらみを捨てることを願う。

日本経済新聞・社説
プログラミング教育を機に学校IT化を

適切な提言だと思う。プログラミングの教育をするのに学校にネット環境がなければ、学べるレベルは半減する。エアコンの普及率で紛糾するレベルの議論をしている日本では、インターネット環境を学校に作るにも、永遠のような時間が必要なのだろうか?問題は地方自治、学校の管理・運営にあるのでは?

読売新聞・社説
勤労統計調査 行政への信頼損なう不手際だ

一昨日に朝日が先行した話題から、読売は2日遅れ。昨日でさえコピペのような社説が並んだのに、読売はさらに追随。ひどい。

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