ORIZUME - オリズメ

3568.報道比較2018.11.26

3568.報道比較2018.11.26 はコメントを受け付けていません。

連休明けで各紙の傾向が見える。日経と毎日は秀逸。この品質を毎日つづけて欲しい。

朝日新聞・社説
被災者支援 「半壊の涙」をなくそう

精子提供 改めて議論をおこす時

緊急性はないが、興味を惹かれる話題。報道というシステムがなければ気づかない問題という意味で価値は高い。問題は、これらの話題すべてが政治や行政への行動によって報道が反応していることだ。社説だから、もっとも吟味された話題が抽出されているのだろうが、社会で問題が起きた時点で話題にできれば、価値はもっと高いだろう。社説が感情的過ぎるのは朝日のいつものこと。温情をどこまで論理的に整合させるかは、いつでも難しい。もう少し論理性を追求した方が説得力は増すのだが。

日本経済新聞・社説
台湾で大敗の与党民進党に必要な反省

巨大科学にどう取り組むか

タイムリーな話題を連休でも提供した日経。時としてレベルの高い社説が並ぶ時のは、担当者の差だろうか?品質が不安定で、評価できるものの比率が低いのが問題だ。
台湾の話題も、日本政府が誘致を目論んでいる科学研究施設の話も、論理的で読者に考察を促す内容。主張も賛同が得られやすいバランス。すばらしい。

毎日新聞・社説
就労外国人 韓国の試行錯誤 学ぶべき点は大いにある

象牙の違法取引 世界と協調し市場閉鎖を

今日の毎日は力が入っている。移民政策に韓国の事例をまとめ、象牙では日本の置かれている立場を明確に指摘している。日経同様、連休に良い仕事をしている。

読売新聞・社説
公取統合審査 地方経済を守る視点が大切だ

ロヒンギャ問題 スー・チー氏は責任を果たせ

いつもと同じ品質、凡庸なレベルに留まった読売。政府の仕事を批評し、外交に当たり障りのないレベルのコメントを出す。社会へのインパクトはゼロだろう。予定調和で終わる社説の価値は、かなり低い。

Wall Street Journal
幹部経費どこまでOK? ゴーン氏逮捕で議論再浮上 (2018.11.26)

アメリカも連休だからか、提供されるコンテンツはいつもより少ない週末だった。クリスマスに向けてビジネスも政治も余計な仕事をしなくなっている。話題も少なく、凪いでいるのだろう。ゴーン氏の話題を選びながら、話題はビジネスにおける経費と報酬のあり方をシンプルに説いている。バランスは良い。

Comments are closed.