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3503.報道比較2018.9.22

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週末を前に、英国のメイ氏がEUとのブレグジットを巡る交渉への弱音が示された。ポンドが急落、ヨーロッパにまた不安が芽生えたまま、日本はまた連休を迎える。

朝日新聞・社説
太陽光発電 「19年問題」に備えよ

日本経済新聞・社説
北海道停電が示す安定供給の課題

朝日と日経の取り上げた電気の話題は、まったく別の話題だが、どちらの話にも「そんなに無計画だったのか?」と失笑するのではないか。計画を考えるのは誰の仕事なのか?政治?行政?まさか有識者会議とは言わないだろう。責任を取らずに逃げられる構造こそ正すべきではないか?
再生エネルギーを買い取ると決めたら、期限が来るに従って混乱が起きること。電力自由化を進めれば企業は営利追求に動くこと。中学生くらいなら判ることだ。最初から懸念は出ている。対策が必要なこともわかっている。が、懸念の対策を、期限までに結論を出さずに先送りするクセが日本に根付いている。政治は有権者に阿り、行政は政治の意思決定の弱さを見くびっている。先送りされて手遅れになってから、頭を下げて非効率な策に理解を求める。80年代以前の日本は、ここまでバカではなかった。当事者はもう少し早く問題は相談していたし、メディアも本気で各所から意見を聞いて回った。カネがなくなったからでも、高齢化したからでもない。明らかに日本の仕事は劣化しているし、考えずに物事に手を染め、おかしな未来を考えもせずに無責任になっている。北海道で起きたことが他の電力会社に起きないはずがないと考えるのが自然だし、そのレールを敷いたのは電力自由化の浅はかさだと知った時、誰が軌道修正するのだろう?

朝日新聞・社説
文科次官辞職 規律と信頼を取り戻せ

産経新聞・社説
文科次官辞任 解体的出直しで癒着絶て

毎日新聞・社説
文科省次官が引責辞任 教育行政の信頼を失った

読売新聞・社説
文科次官辞任 信頼回復へ省を立て直せるか

公務員批判は手慣れたものなのか、各紙が申し合わせたように内容が一致している。どこかにテンプレートでもあるのかもしれない。
こういう方々は、最初から民間企業に入っていればもっと活躍できただろうし、世間で肩身が狭くなるような人生にもならなかっただろうに。「政治家の同席があった」の点の方が気にならないだろうか?形式的な批判社説よりその方がずっと興味深い話題が出てきそうだが。

毎日新聞・社説
安倍首相の「人生100年時代」 看板ではなく中身が先だ

読売新聞・社説
社会保障制度 負担増の改革に道筋を付けよ

人民網日本語版
日本が年金支給年齢また引き上げ 根本的解決ではない

安倍氏が総裁選勝利後に取り上げたからか、人民網まで日本の年金の未来のなさを話題にしている。人民網の内容は日本の年金の解説が中心で、国内紙なら常識?と思える話題なのかもしれないが、日本国民は人民網が明示した数字をどれだけ認識しているだろう?国会議員は?新聞記者は?みんな大丈夫だろうか?
安倍氏が最後の3年に本気で仕事をして、社会保障制度を適切に改革できれば、それだけで今までの不誠実な仕事ぶりを忘れてもいいくらいの功績に値する。安倍氏にはそれだけの支持率はある。が、年金にそれほど詳しいとは聞いた事がない。何よりも、安倍氏が真面目に仕事をすると期待している人がいない。期待を裏切ってくれればいいのだが。きっと、安定政権で社会保障改革に取り組めるのは、安倍政権が最後だ。この政権が何もしなければ、以降の政権は災害対策のように追いつめられた対応を迫られるだろう。

Wall Street Journal
写真で見る世界のニュース(9/21) “British Prime Minister Theresa May arrives for a family photo during the European Union”

ブレグジット「合意なき離脱」に備える大手企業 (2018.9.21)

今日は、1枚の写真の方が、多くの言葉よりずっとリアルに現実を示している好例を目にした。週末を前に、英国のメイ氏がEUとのブレグジットを巡る交渉への弱音が示された。ポンドが急落、ヨーロッパにまた不安が芽生えたまま、日本はまた連休を迎える。週明け、アメリカの株価に踊ってヨーロッパの不安を忘れるかもしれないが、ブレグジットの期限は来年の3月。半年前に道筋さえ示せないEUと英国の溝は大きい。メイ氏だけが浮いている。英国でも、ヨーロッパでも。孤独なリーダーには協力者が必要だ。誰が彼女を助けるだろう?適切に英国をサポートすれば、見返りは大きいだろう。今の世界で、この役割に手を上げそうなのは、中国くらいしか思い付かない。

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