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3475.報道比較2018.8.26

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テスラの非公開化断念は、マスク氏にとって敗北宣言ではないだろう。彼のバイタリティが、もう一度、正しいビジネスの実現に戻ってくれるのを願っている。

Wall Street Journal

テスラ非公開化を断念、上場維持=マスクCEO (2018.8.25)

Wall Street Journal

テスラの運命変えたマスク氏の2つの決断 (2018.8.26)

すばらしいコラムが、テスラの非公開化断念の報と共に掲載された。かなり適切にマスク氏がどこで変容したかを捉えている。コラムが示すとおり、マスク氏が焦りはじめ、投資家が不審がり、メディアが敵対しはじめたのは2016年だ。モデル3のキャッチーなコンセプトと、実現性に乏しい計画。なぜか進められたソーラーシティの統合。当然、メディアが批判的な態度を取りはじめ、マスク氏の言動は強硬になっていった。計画が、不可能や不適切とは言えなくても、かなり挑戦的な内容だったから、実現は先延ばしされ、発言の信憑性もどんどん下がっていった。アナリストが買いの推奨をニュートラルに切り替え、マスク氏が敵対視する「ショートでテスラを攻撃する投機化」が生まれた。
テスラの非公開化断念は、マスク氏にとって敗北宣言ではないだろう。ただ、非公開化するとツイートし、早々に投げ出すことになった現実は、混乱を招いて証券取引所から調査を受けるよりも大きなブランドの棄損だ。彼のバイタリティが、もう一度、正しいビジネスの実現に戻ってくれるのを願っている。

朝日新聞・社説
再生可能エネルギー 「主力化」へ挑戦の時だ

久しぶりに熱い朝日。週末に再生エネルギー1本に社説をまとめた。内容も基本的な部分を適切に深く掘り下げている。政治が絡む問題だが、政治だけを批判する、依存する姿勢も見えない。良い仕事だ。こういう社説が増えていくのを期待したい。
社説の中にスマート・グリッドの話がなくなってしまったのは残念だ。日本の再生エネルギーの議論から、IT活用は消えてなくなった。こまめに電力を、もっとも安いところから買う、もっとも高く買うところに売ることができるスマート・グリッド。いつの間にか、日本では携帯電話やプロバイダの切り替えのような営業が電力・ガスにはじまっている。ベンダーをまとめたり、規模で競わせるのだけが競争ではない。常にマーケットに参加させ、競わせて電力を融通し合うのも競争の仕組みとして理想的だ。透明に、誰でも競争に参加できる公平な場を、電力の世界にも作って欲しい。

読売新聞・社説
投資信託 顧客第一の営業姿勢に努めよ

金融庁に調べさせろという話なら、社会主義過ぎる。これは、メディアがすべき仕事だった。今まで新聞を含めたメディアが、日本の金融を宣伝側に回って設けていただけだ。おかしな状況を察したら、調べて、追求すべきだった。なぜなら、これは自己責任で行われる選択なのだから。
顧客に頻繁に買い替えさせる。この部分に着目した社説を書いた読売は適切だ。今にも焦げ付きそうな投資信託を、タイミング良く奨めて売りつけることを繰り返してきた金融機関は、確実に存在する。銀行を信じずに、自らで勉強してみようと考えて投資を行っていたら、46%も損失を抱えることはなかっただろう。金融機関だけの問題ではない。金融庁が余計なことをする必要もない。すべきだったのは、自己責任の世界で、正しく学ぶことを促さなかったことだ。

日本経済新聞・社説
地銀再編を加速するきっかけにせよ

評価している場合だろうか?どう見ても前時代的な規制が生き残っているだけに見える。「地銀を各都道府県に」という発想自体が、時代遅れだと思うが。一般紙の読売の投資信託の社説の方が内容が濃い。経済紙としての日経の能力を見せて欲しい。

産経新聞・社説
米長官の訪朝中止 非核化せぬ交渉無意味だ

読売新聞・社説
北朝鮮核問題 韓国は米国との連携維持を

まだ産経と読売は、アメリカが北朝鮮への態度を強行に戻すのを期待しているようだ。北朝鮮を見るなら、中国との関係を観察する方がいいのではないか?アメリカが意識しているのは、北朝鮮と中国の関係だ。

毎日新聞・社説
ゲノム編集生物の規制 新技術はなおさら慎重に

日本橋の首都高を地下化 景観と費用のバランスを

他紙が掲載した話題を、そのままなぞる社説2本の毎日。ゲノム編集は8.21の朝日に、日本橋の首都高地下化は、8.20の読売に、主張の内容も含めて酷似。一週間前のトピックを、主張も違わずに載せるとは…苦境か?怠惰か?

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