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3455.報道比較2018.8.6

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日本の8.6への思いも、ここまで分断が進んだか、という感覚。政治のせいにするのはやめにして、行動すべき時だ。分断は、日本がまた暴走するのを許そうとしている。

朝日新聞・社説
原爆投下から73年 核廃絶へ市民の連帯を

産経新聞・社説
原爆の日 平和守る現実的な議論を

北朝鮮の非核化 「偽善」の強弁は通用せぬ

日本経済新聞・社説
被爆国として核の恐ろしさ伝え続けたい

毎日新聞・社説
きょう広島「原爆の日」 「核廃絶」受け継ぐ教育を

読売新聞・社説
原爆忌 核戦争のリスク減らす戦略を

日本の8.6への思いも、ここまで分断が進んだか、という感覚だ。産経は意図的に北朝鮮への憎悪のような批判記事と原爆の日の社説を並べた。まるで明日にも日本も核保有せよと言わんばかりの言動と共に。毎日や日経のおとなしめの社説が重視する「伝えること」は、今にも消えそうな日本国内での原爆への関心を伝承することに聞こえる。昨年、ノーベル平和賞を受賞したNGOなどが求める日本への行動は、そんな弱小なものではない。世界のムーブメントの一部を担えというほど、強い決意に満ちたものだ。だが、日本国内は分断、そして無関心が進んでいるのかもしれない。朝日が、NGOの言葉を借りながらも政府批判しかしないように、ある意味で私たちは行動せずに政治を批判することで行動から逃げてきた。何もしないために政治のせいにして来た。その70年ほどの行動が、ここまで日本を分断した。世界唯一の被爆国は、すでに経験を忘れかけている。少なくとも、その痛みを平和のために使う努力から逃げつづけている。これは政治のせいでも、核の傘に日本が依存しているからでもない。私たち自身が、考えることから逃げ、行動することを避けてきたからだ。逃げた分だけ、私たちは居場所をなくした。言い訳できないほどの矛盾を抱えた。アメリカに脅されればカネを払い、政治を無能だと言うだけで責任を果たした気になってきた。このやり方に、きっと未来はない。政治のせいにするのはやめにして、行動すべき時だ。分断は、日本がまた暴走するのを許そうとしている。

日本経済新聞・社説
多様な性に理解を深めよう

毎日新聞・社説
偏見が消えない社会 誰も排除されないために

読売新聞・社説
豪雨から1か月 生活再建への後押しを迅速に

なぜ、日経、毎日、読売は、もう1本、社説を準備したのだろう?しかも、内容が薄く、踏み込みも甘い。月曜によく見る事前に準備していた原稿の印象が強い。8.6は、数年前まで、もっとも特別視される日のひとつだった。オバマ氏が来ても、NGOがノーベル平和賞を取っても、その重みは変わらない。新聞自らが、風化を促進しているようだ。

Wall Street Journal
MBA留学生の採用、尻込みする米企業 (2018.8.6)

アメリカの雇用市場が急速に変化している。トランプ氏の指示どおり、アメリカ国民が有利に、外国人に圧倒的に不利な環境が生まれつつある。これでもアメリカの成長がつづいた時のことを、私を含めてハイテク界は考えなければならない。自国にUターンするのか、それでもアメリカを目指すのか。大学から就職を目指す人たちは、違うやり方を探った方が良さそうだ。MBAとともに高報酬とアメリカ市民権が手に入るようなおいしい時代は終わった。どれだけの技術を手にしていても、アメリカ人で未来をつくれると言われたら、外国人にチャンスが巡ってくる時代は、次の大統領が声高に宣言してくれないと蘇らない。そんな時代が来る保証はない。そうしているうちに、シリコンバレーはさらに成長し、強靭になっていく。彼らは永遠にオープンで、世界で最も優秀なものを貪欲に欲していくだろうが、成長のペースは世界のどこよりも速い。アメリカにはつくれないユニークネスを創出できるかが、キーになる気がする。

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