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3451.報道比較2018.8.2

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貿易戦争再開。アメリカは平然と攻撃し、中国は沈黙しはじめた。日本は他人事のように忘れはじめている。傷を負うのは誰だろう?

Wall Street Journal
米政府、対中関税25%に引き上げ検討 元安相殺狙いか (2018.8.2)

中国、貿易戦争敗者にはならず (2018.8.1)

トランプ氏、対中交渉に乗り出すのは今 (2018.8.1)

貿易戦争再開。中国へのアメリカの次の攻撃がアナウンスされる。慌てたのか、すでにスタンバイしていたのか、Wall Street Journalは社説や機構も含めて、多くのコンテンツをリリースした。H株指数はまた下落。下降トレンドが消えはじめた最中だった。
Wall Street Journalは社説では、中国政府のテーマが貿易戦争回避から景気低迷のテコ入れに変わってきていると論じているが、アメリカの仕打ちが中国経済にとってマイナスであることは明らかで、協調よりは衝突に向かっている。アメリカは平然と攻撃し、中国は沈黙しはじめた。日本は他人事のように忘れはじめている。傷を負うのは誰だろう?

日本経済新聞・社説
トランプ旋風を奇貨にWTOの改革を

論理的で、判りやすい主張。このまま世界に提言したらどうだろう?日本政府に言っても動けない主旨だ。アメリカやWHO自身に言うべき内容。どうやって実現すべきだろう?言うは易し、行うは難し。

Wall Street Journal
覚醒した円債市場、注目すべき日銀の「実験」

昨日、1紙だけ置き去りになった朝日が、昨日の毎日よりも厳しい批判。手厳しいが、感情が昂ぶっているだけ。むしろ背筋が凍るのは、Wall Street Journalのようなコンテンツだ。日銀に呼応するかのようにマーケットでは利回りが急騰した。日銀が言う弾力化の天井を試しにいくマーケット。ここで怯めば、日銀はマーケットにも見透かされる。朝日が騒ぐレベルの能天気な話では、話は済まなくなっている。いま進行する円安が、ひょっとすると悪い円安、いわゆる日本売りの円安のはじまりでは?と見る人も出はじめている。IMFが財政と政治の緊張感のなさを問題視し、株価と為替の相関関係が失われてきた。円安が走っても株が上がらない。徐々に日本経済と日銀に、不穏な雰囲気が漂ってきた。

読売新聞・社説
諫早開門「無効」 混迷を断つ手立てはないのか

昨日の朝日、一昨日の毎日と比較して、冷静でもっとも読みやすく、号蘆荻な主張。感情的な朝日と毎日に比べて、和解を模索し、現地の農業と漁業の間で起きている衝突まで論じているのは適切。その点を欠落させ、政治や国の行政だけの責任と論じた朝日と毎日には浅はかさしか感じられない。時間をかけて社説を出すなら、欲しいのはこの付加価値、相手との違う主張や視点だ。すばらしい仕事だ。

日本経済新聞・社説
JR北再建は基本に立ち返れ

東海道新幹線を持つ東海や、首都圏のパイを持つ東日本と比較して、九州の尽力は賞賛に値するが、面積の広さや機構的要因もある北海道や、過疎化が急速に進む四国を同一のサービスで論じるのは、「基本に立ち返れ」の一言で論破するのは厳し過ぎる。不信を生じさせた悪事は問題だとしても、バス転換が不信感だけで進まないというのは違和感がある。本当に取材した上での社説だろうか?

朝日新聞・社説
スポーツ界 前近代的体質と決別を

産経新聞・社説
日大に厳しい判断 真に改革する姿勢を示せ

毎日新聞・社説
日大の第三者委最終報告 理事長の沈黙は許されぬ

朝日はなぜ、日大の問題に絞らずに、文春がスクープしたボクシングの問題やレスリングなどの話題を混ぜたのだろう?話がぼやけて不明瞭だ。日大はこの問題でブランドを大きく棄損させたのは確実。補助金も、学生の入学希望も縮小に向かうだろう。メディアは、この問題追及にどれだけの努力をしただろう?事の発端のアメフト事件さえ、傍観者だった。炎上を扇動するような報道では、何の貢献もしていない。さらにこの社説も、糾弾しているだけで問題を追求する取材が行われていたかさえ見えない。不祥事の検証に対して、メディアは極めて怠慢だ。扇動家としての役割しか果たしていない。

毎日新聞・社説
大島衆院議長が異例の所感 常識をあえて説く深刻さ

自民党から選出された議長が、どこまで本気で言った話なのかだけが論点だろう。国会が終わってから言っても仕方がない。新聞が事後に騒ぐのと一緒の無益さだ。

産経新聞・社説
陸上イージス 国民を守る上で不可欠だ

読売新聞・社説
日露2プラス2 地域の安定へ信頼醸成を図れ

産経は今でも北朝鮮のリスクでアメリカの高額な武器売り込みに大賛成のようだが、ロシアさえ懸念するということは、中国や韓国も憂慮するのは確実。日本はアメリカへ貢ぐ以外の目的を理解して調達するのだろうか?安全保障を理解しているように見えるが、実はただのアメリカひいき、兵器を買えば安全になると言う短絡な発想では?

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