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2779.報道比較2016.11.1

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世界中で醜いスキャンダル。経済にはまったく影響がないかのように平然としている。いつまで折り込まずにいられるだろう?

Financial Times
原油価格競争の勝者と敗者 (2016.10.28)

今日、楽しめるトピックはFinancial Timesだけだった。他は、アメリカ、韓国、中国…どこも不穏なニュースばかりが話題だ。
原油安での勝者は、中国だろう。備蓄を増やし、石炭から石油へのシフトを進めた。「原油安は減税と一緒」と世界の消費国は言っていたが、産油国に変貌したアメリカが変調すると、なぜか日本は付き合うように原油安の恩恵をマイナスに受け止めた。再生エネルギーへのシフト、原子力との決別、備蓄規模の拡大、産油国になったアメリカとの原油調達提携…いくらでもやれることはあっただろうが、エネルギー政策は足踏みして老朽化した原発の再稼働に執着している。
サウジアラビアは、ついに行動を開始した。切迫している若いリーダーはリスクを取っている。失敗もあるだろうが、今なら、何度でもやり直すカネはある。アメリカは確実に、シェールの利益を再生エネルギーへ投資するだろう。準備がまるで見えないのが、エネルギーを外に頼っている日本とヨーロッパだ。どうやら、売る側が売れなくなる危機感は、買う側が買えなくなる危機感より強いようだ。残念。

人民網日本語版
党内統治の新たな道を踏み出した中国共産党 (2016.10.31)

習氏の懲罰政治の評価は、振り子のように揺れている。最初は喝采された。その後、あまりの恐怖政治の規模に懸念が出はじめ、自分の周辺は対象外になっていると批判され、権力闘争の一環と批判された。そして今、党の浄化をつづけるとの発表に反論は見かけない。だが、賛同は親衛部隊のみの印象だ。この活動が経済、安全保障に直接良い影響を与えることはない。なぜそこまで?と思えるほど、海外には理由が見えない。国内からの声は、まるで聞こえなくなった。恐怖政治、皇帝化は達成されつつある。この環境で、習氏は何をするつもりだろう?くだらない事のために、ここまで準備をしていたなら、失脚は確実だ。

読売新聞・社説
中国宇宙開発 軍主導で天を制するつもりか

感情的な主張はやめて欲しい。同調する気が失せる。
軍主導ということは、南シナ海同様の行動パターンだ。中国が何をしたいのか、まるで読めない。カネを使いたいだけというのが、もっとも強く感じる印象だ。宇宙は海よりは格段にコストがかかる。中途半端な計画ではじめられることではない。その計画を聞いた記憶はない。ロシアやアメリカでさえ、それなりの説明を経て行ってきている。法を紙くずと言う国に、国際社会が許す範囲は少ないだろう。国内を抑制できたとしても、暴走は許せない。

産経新聞・社説
金融庁の新方針 地域支える「目利き」競え

そんなに融資ニーズがあるだろうか?地方だからではなく、融資のモデルが崩れている。クラウド・ファンディングのような先進的な発想でなくても、株式による直接投資があり、ベンチャー・キャピタルがあり、海外からの国際金融もある。いま、カネが余っているのは企業だ。融資を増やしている企業がどれだけあるのだろう?すでに銀行のビジネス・モデルが崩壊しているのが現実ではないだろうか?世界で銀行業の将来が危ぶまれ、日本とヨーロッパは短期金利は当分上がりそうもない。投資のノウハウのない銀行には、手数料くらいしか収入源はないだろう。融資を競う体力は、すでに失われているのではないだろうか?

日本経済新聞・社説
グローバル競争を勝ち抜く海運再編に

マーケットでは多少のニュースになっていたが、NHKのPodcastではまるで触れなかった。統合しても世界6位とのこと。次は、海外に買われる運命だ。日本という国の位置づけが、すでに国際社会の中で低下しているのが判る。同じことが、様々な業界で起きるだろう。外資系を嫌っても、敗戦のように向こうが乗り込んでくる状況。抗うことはできそうにない。

朝日新聞・社説
朴槿恵大統領 政治の閉鎖性、脱却を

毎日新聞・社説
窮地の朴大統領 外交の停滞を懸念する

挙国中立内閣という発想には呆れる。さらに政治が空転するだけだ。あと1年程度の中途半端な時期だからかもしれないが、10%台という支持率なら、新しい大統領を選んだ方がいいのではないだろうか?朴氏の政治は、どうやら何の成果も残しそうにない。

Wall Street Journal
FBI長官と闘士クリントン (2016.10.31)

投票1週間前になっても落ち着く気配はなく、さらに醜い事態になっているアメリカ大統領選挙。歴史に残る最悪の大統領選挙だろう。ギリギリにワラントでニアピンを両建てしようかと思っていたが、やめた。カネを賭けることさえ不愉快な選挙だ。ここから先の4年が、この醜さの延長になる可能性は…ある。11.8より、その先のアメリカが気になりはじめた。

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