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2716.報道比較2016.8.30

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マーケットがまた動かなくなった。もう次のイベント待ちだろうか?完全に麻薬漬けだ。

日本経済新聞・社説
金融緩和では止められない成長力の低下

ジャクソン・ホールでの日銀・黒田氏のコメントは、まったく注目を集めなかった。「マイナス金利は、まだ可能性がある」といった、日本国民には誰からも嫌われそうな発言だった。海外メディアもいることを思えば、無視される前提のコメントとは思えない。9月に過去の取り組みを検証すると言っていたが、マイナス金利は引っ込めないとメッセージしたようだ。
いま、世界の投資家が注目しているのは、中央銀行。企業の決算でも、地政学リスクでも、GDPでもない。中央銀行のボスが何を言うのか、次のサプライズは何か。どんな政策で株価を上げてくれるのか。去年頃から、この様相が顕著になり過ぎている。これをバブルと呼ぶ人は多いし、いつかやめたいと考えるアメリカが正常で、ヨーロッパと日本がやっているのは、一党独裁の中国が何でもありの政策を行うのと大差ない。ここから成長を目論むという発想は、完全に間違っている。
誤解を恐れずに言えば、生活保護を受けて目指せるのは、職を探して食えるようになるまでだ。セーフティ・ネットは、奨学金や出資とは違う。財政出動も、いまのような砂漠に水を巻くようなカネの使い方なら、成長はない。努力の仕方を忘れてしまったような日本は、もう手遅れかもしれないが。

Wall Street Journal
円、下落基調でも投資家の見方は二分 (2016.8.30)

私は、慣れないテクニカル分析とやらをかじって、ドル円のショートを少しだけ買った。つまりは円高に戻る方に乗った。根拠はゼロ。相当、弱気なトレール・オーダーを入れている。どちらに行くかの予想より驚いているのは、もう株も、為替も、まるで変動しない低いボラティリティになったことだ。もう次のイベント待ちだろうか?
9月20, 21日の日銀のレビュー前に、アメリカが動いてくれれば、日銀には恵みの雨のような円安が期待できる。今回、2円ほど下がった円でも、日経平均は16700円。105円まで円安が進んでも、18000円は…遠いだろう。このあたりがアメリカの許容範囲。もう120円は、あり得ない。円安のゲタはもう幻。なんだ、やっぱりアベノミクスは終わっているじゃないか。

人民網日本語版
中国には対外債務危機が存在?

ここにあることも事実。株価が戻ったら売りたいマグマが、まだずいぶん溜まっているのも事実。景気が順当に伸びているのも事実。その70%が不動産投資で、外資系の撤退は増加傾向なのも事実。だから、まじめに働こう。そう思える中国人が、どれだけいるかが、これからの中国の未来を左右する。これは日本も、アメリカも、ヨーロッパも、世界中、どこでも一緒だ。その信任を、もっとも得られている国は?私は、日本よりは中国の方が、いまは信じられているのだろうと思う。中国国民にとって、中国は稼ぎやすい良い国ではないだろうか?日本は、そこまで愛されているだろうか?住む場所としては、イエス。働く場所としては?たぶん、ノーだ。ここが、いまの日本の決定的な弱さだ。

毎日新聞・社説
テロ準備罪 本当に必要性はあるか

起案は法務省と聞いている。法務省にとっては悲願のようなものなのだろうか?彼らが求めるのは、単に仕事と予算。たしかに準備で動けるなら、結果で動く以上の人材はいるだろう。そのノウハウがあるとも思えない。ということは、その習得にも予算がいる。確かに必要性は時代とともに高まっている気がする。今のままでいい気もしない。一番気になるのは、費用対効果。毎日にも、その議論をして欲しい。絶対に公務員は「安全対策に費用対効果の議論は不毛」と言ってくる。それが彼らの狙いだ。その手に乗ってはいけない。海外で、費用対効果も考えずにテロ対策を行っている国などない。

朝日新聞・社説
相次ぐ台風 経験超える想定が必要

社説が、ただの注意喚起になってしまった。もう思考さえ停止したのだろうか?台風で書くなら、被害規模よりも、その原因と思われる温暖化、そのための対策を論理的に書いて欲しい。これでは、老人の昔話レベルだ。

読売新聞・社説
アフリカ会議 良質な支援で中国と差別化を

他紙が書いていたアフリカへの社説を、最初の情報から4日も経過して掲載した読売。内容は2日前の毎日に酷似。安倍氏が議長を務めていたのに、自民党親衛隊ではなかったのか?仕事がないようだ。

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