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3433.報道比較2018.7.15

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Wall Street Journal

CC Attribution and ShareAlike, Photo by Neon Tommy via flickr

Wall Street Journal

連休だからか、国内紙の品質は最低レベル。海外紙をお勧めする。

人民網日本語版

経済貿易摩擦は中米「3つの観念の相違」を反映 (2018.7.13)

中国が貿易戦争に行き詰まりはじめた印象。各国で「貿易戦争はアメリカ有利」との評が目立ってきただけではない。対抗策がまともに打ち出せずにいる。ロビー活動のような悠長なことをしている場合でも、観念の話などしている場合でもない。正論に自信があるなら、なぜWTOに正式に提訴したりしないのか?中国の手に負えない規模の関税をアメリカに提示され、同じ金額の対抗策では応戦できなくなっている。禁じ手のような通貨、米国債という言葉を使う勇気も、まだない。そして正論の中には、知的財産権、貿易赤字解消のようなアメリカが求めるキーワードは一切出てこない。過去の日本、メキシコやカナダよりも対応が粗末だ。今のままなら、中国はアメリカの言いなりになるだけではなく、威信さえも失ってしまう。

Wall Street Journal
プーチン氏が米ロ会談で求める成果 (2018.7.13)

アメリカ人の、またはWall Street Journalのロシアやプーチン氏への厳しさは、時としてアレルギーのように感情的だが、今日の社説は冷静。なぜプーチン氏とマンツーマンで首脳会談をするのかさえ、アメリカ人だけでなく、世界の半分以上は疑問に思っている中、トランプ氏に「余計なことはするな」と忠告する内容。いまの時代、ウクライナで起きたことは世界が容認できるものではないし、それ以上のWall Street Journalが列挙したトピックのどれを取っても、2国で、リーダーだけで対話して話して決められる話ではない。しかもNATOで世界が心を乱すような発言をした直後だ。これがアメリカ大統領の行動とは…世界が頭を抱える災難だ。

朝日新聞・社説
核燃料サイクル政策 破綻を認め撤退すべきだ

日曜に核燃料サイクルという重い話題1本に絞った朝日。イラストまで入った社説というのは珍しい気がするが、社説のために準備したというよりは、他の記事のためにつくったものを再利用しただけかもしれない。内容は、他紙のひどさに比べれば、もっとも深みは感じる。個人的には、日本がこの課題を自ら率先して解決する能力には、まったく期待しない。外圧を受けて動く、その動きもアメリカの言葉どおりに、さらに言えば、その前にいろんな理由で血税を巻き上げられるのだろうとしか感じない。いま、英国とフランスに保管してもらっているプルトニウムの保管料、どれくらいだろうか?今まで、アメリカから何度、協定をノーという可能性を脅されただろう?日本が持つプルトニウムを利用したとして、何年分の発電量を持っているのだろう?プルトニウムに発電した時の運用コストはどれくらいかかるのだろう?そんな視点でまとめた方が、シンプルで「さっさとやめてしまえ」という意見が出やすいと思うのだが。難解で危機感をあおっているが、最後に政府を批判して終わりという形式をやめて欲しい。

毎日新聞・社説
人口を考える 縮む日本社会 未来の危機を直視する時

朝日同様、日曜に1本に絞った毎日の社説。人口減の危機感を訴えたかったのかもしれないが、正確に捉えていないのが毎日自身。大ざっぱな時間軸で危機的な内容を並べているが、まとまりがなく、読み終えても後味が悪いだけ。政権の甘さを批判する以前に、自分の意見をまとめてからにして欲しい。

産経新聞・社説
高齢者の負担 使いやすい仕組み考慮を

毎日よりは論点を絞っている分だけ、産経の話はシンプルで判りやすいが、制度を決めているのは行政ではなく立法の政治では?厚生労働省の問題だろうか?

産経新聞・社説
中国海警の軍編入 「尖閣の守り」一層固めよ

もう一方の産経の社説は、産経が得意な分野。だが、中国の組織編成替えを油断するなと言いながら、日本の対応を自衛隊と海上保安庁の縦割りの議論にしてしまっては、無意味ではないだろうか?陸上自衛隊も参画させる?話が飛躍し過ぎている。

読売新聞・社説
仮想通貨処分 ずさんな実態は看過できない

石油元売り統合 収益力強化の契機としたい

2本とも経済とピックでまとめた読売。情報の鮮度が賞味期限切れの上、どちらも日経が先週取り上げたもので、内容もコピペ状態。。3連休で手を抜いたようにしか見えない。

日本経済新聞・社説
企業が作った決算書類の確かさを保証する会計監査の開示の仕方が変わる。単に監査の結論だけを報告するのではなく、監査する上で

ヘッドラインをつくるのをさぼったのだろうか?日経の社説の劣化がひどい。内容はルールの変化を解説している程度。特に得るものはない。

日本経済新聞・社説
豪雨被災地の支援きめ細かく

昨日に他の4紙が掲載した内容を1日遅れで書いただけの社説。自らのスピードの遅さを示すだけ。残念だ。

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