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3332.報道比較2018.4.17

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いま、中国が成長しているから中国のイデオロギーや計画経済が優れているように見えるが、それは違うと思う。単純に、成長の過程にいるだけだ。そして、中国も体制の是非に関係なく衰退する。それは習氏のせいでも、一党独裁の終わりでもない。高齢化と人口減が進み、経済の成長に限界が見えれば、人の成長はつづかない。

日本経済新聞・社説
日中首脳の往来へ一歩一歩信頼醸成を

読売新聞・社説
王毅外相来日 真の関係改善へ協議を重ねよ

人民網日本語版
中日が8年ぶり経済対話 逆行リスクに引き続き警戒を (2018.4.16)

Financial Times
21世紀を形作る米中のライバル関係 (2018.4.17)

Wall Street Journal
米、対中報復措置検討 ハイテク企業の参入制限で (2018.4.17)

日中関係の実務的な話と、アメリカと中国、さらには世界全体を含めた中国の話を分けるべきか悩んだが、まとめてコメントする。Financial Timesの冗長なコラムは前半はアメリカと中国を対比させているが、最後は西側の没落を悲観している。半分は同意するが、半分はノーだ。いま、中国が成長しているから中国のイデオロギーや計画経済が優れているように見えるが、それは私は違うと思う。単純に、成長の過程にいるだけだ。やがてインドも同じ成長を向かえる。アジアも、アフリカも。将来、経済成長にイデオロギーはほとんど意味を成さないという結果になるのではないか。そして、中国も体制の是非に関係なく衰退する。それは習氏のせいでも、一党独裁の終わりでもない。高齢化と人口減が進み、経済の成長に限界が見えれば、人の成長はつづかない。
私は、成長には、競争と、自由と、多少の抑圧と欲望が必要だと思う。今の日本には、相変わらず抑圧と欲望が足りない。日本は、常に変化のトリガーを外圧に委ねてきた。次に日本が大きな変化を余儀なくされるのは財政破綻だと思うが、それまで、いくら自由を与えても、この国は競争の意思も持たず、衰退を受け入れてきた。食えなくなるまで、手を伸ばさなければ苦しいところまでいかなければ、日本は変われそうもない。
アメリカは、貯蓄がなく、必要以上の自由に促されて移民が流入することから、競争と欲望には事欠かない。格差はさらに抑圧と欲望を醸成するだろう。多少の痛みが伴ったとしても、私はアメリカの未来は楽観している。中国には、輝く10年とともに、日本に似たような衰退が待っている気がしてならない。自由のない国にイノベーションは生まれない。人も集まらない。中国から流出した富と人が、他の国で花を咲かせるのではないか。

産経新聞・社説
安倍首相の訪米 堅固な同盟で北に対処を

朝鮮半島が過度の期待を集める中、日本の居場所はなく、安倍氏の国内での支持も崩壊した。半年前なら、この日米首脳会談は憲法改正への布石だったのだろう。アメリカでもこの首脳会談の注目度は低いが、日本国内の関心も下がってしまった。安倍政権は終わった印象だ。

朝日新聞・社説
司法取引 運用誤らず成果に導け

毎日新聞・社説
政府の放送制度議論 政治利用への警戒怠れぬ

朝日と毎日は政権批判に労力を割き過ぎている。過去に他紙が取り上げた話題を、主張もそのまま後追いしている。きっと、追従の意見に陥っていることさえ知らないのだろう。チェックする機能も時間も忘れて政権批判しているなら、このブーメランは、必ず自らのみに返ってくる。安倍氏が朝日新聞を「哀れ」と呼んで批判したことが、どれだけ悔やまれるほど安倍政権が支持を失ったか。これと同じ失望を、朝日や毎日が受け入れるべき時が来る。奢るべからず。丁寧に仕事をして欲しい。

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