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3150.報道比較2017.10.17

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不信の宿る社会の生産性は著しく低い。いま、先進国はどこもその課題を抱えはじめている。

Financial Times
「究極の偽ニュース」、恐怖のシナリオ (2017.10.13)

Financial Timesの懸念する悪意は、現実として起こりそうだが、問題の中心はテクノロジーではない。社会がどう危機に対応する能力を持っているかだ。テクノロジーが進歩すれば、権力はこの手の課題を容易に越えられる。ホワイトハウスでしか撮影できないシチュエーションをつくることも、別の技術で映像の信頼性を担保するスタンプを捺すこともできる。テクノロジーにはテクノロジーとアイディアで、人はいつでも困難を乗り越えてきた。それよりも問題は、人が危機に直面した時、反射的に反応したり、盲信またはすべてに不信感を抱く社会になっていると、テクノロジーを使わなくても人は混乱し、だまし合い、機能停止に陥る。注視すべきはテクノロジーより、こういう話題に適応できない社会になっていることだ。不信の宿る社会の生産性は著しく低い。いま、先進国はどこもその課題を抱えはじめている。

朝日新聞・社説
衆院選 教育無償化 優先順位とメリハリを

極めて正論。各政党はどう答えるだろう?政策の建設的な議論を経ずに投票日が来そうだ。問いに答えないのは、大いなる不信のはじまりだ。

日本経済新聞・社説
17衆院選 女性や高齢者の就業促す抜本策を示せ

毎日新聞・社説
総選挙 雇用改善の実像 人を語らぬ政治が残念だ

読売新聞・社説
働き方改革 残業削減へ実効性ある施策を

毎日の指摘が痛快だ。安倍氏の説得力は、いつもこの程度のもの。ブレーンが悪いのか、準備ができないのか、全体に浅い。だからしらける。すると安倍氏は政策を変える。いつも浅いから、どれも結果が出ない。
雇用や財政を見ると、日本の行政が水膨れということだろう。余計なことはしていないつもりかもしれないが、できないことをできると言い、これ以上の税は集められないのに、税を集めるつもりでまだやれることを増やすと言う。仕事は増えない。ITや機械化のせいではない。人口が減り、マーケットはしぼむのだから。同じことをやりつづけようとするだけ、人に負荷がかかる。やらなくていいことを見つけて、やめる時代だ。行政も政治も無駄を省いて欲しいのだが。

産経新聞・社説
衆院選と安全保障 国民の命に責任もてるか

武器を売りつけるために危機をトランプ氏が煽っているだけでは?という発想は産経にはないようだ。少なくとも中国と議論できない時点で、北朝鮮問題を前進させることなどできない。

Wall Street Journal
トランプ氏、FRB議長再任巡りイエレン氏と19日に会談 (2017.10.17)

少し多忙にしていたが、このニュースは気になっていた。トランプ氏とイエレン氏のミーティングは、日本時間で今夜。次のFRB議長を決める大事な節目になる。今までの過去を思えば、イエレン氏がトランプ氏に気を使ってまでFRB議長をつづけたい理由は見当たらない。トランプ氏とイエレン氏の価値観にも大きな隔たりがある気がする。次はイエレン氏ではない誰か、と考えるのが自然だ。ならば、どんな価値観の人が?世界のマーケットを握る人が誰になるか、世界が注目している。まだ残された時間は4か月ほどあるが、このまま行けばイエレン氏はマーケット・クラッシュをまったく知らずに議長を退けることになる。最後までマーケットは安定を保つだろうか?

人民網日本語版
中国共産党が党大会前に腐敗根絶の決意を示す (2017.10.16)

恐ろしい数の共産党員が処分されている。それだけ汚れていたというため息と、習氏はここまで締めつけて何を得たいのかという疑問が常に繰り返される。世界は習氏への疑念を解いてはいない。皇帝の長期政権が中国に生まれた時、中国がいまのプーチン氏と同じようなことをはじめるのでは?その疑念に習氏は一度も答えていない。

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