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3135.報道比較2017.10.2

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選挙への過度なざわめきが落ち着き、ようやく政策論争が始まりそうな時に、産経は脱落。日経はずっと選挙から距離を置いているが、内容は未だに意味不明。期待に応えてくれるメディアはあるだろうか?

朝日新聞・社説
衆院選 原発政策 各党は具体策を示せ

毎日新聞・社説
日本の岐路 借金大国の経済政策 ツケノミクス合戦は困る

読売新聞・社説
主要な争点 将来不安に応える具体策示せ

選挙への過度なざわめきが落ち着き、ようやく政策論争が始まりそうな時に、産経は脱落。日経はずっと選挙から距離を置いているが、内容は未だに意味不明。期待に応えてくれるメディアはあるだろうか?
安倍氏と小池氏の主張で違いがあるのは、消費税と原発。外交や安全保障、憲法改正には違いを鮮明にしていないのが…恐ろしい。とんでもない過半数を獲得して、憲法を変えると言い出した時、誰が止めるのだろう?そのリスクを明確に指摘しているメディアを見たことがない。疑念は消えない。
原発と消費税に違いを強調したのは小池氏の策略だろう。自民党が原発にノーと言えないこと、消費増税をまた延期と言えないことを認識してのことだ。本気で原発をゼロにする方法論があるのか、ぜひ聞いて見たい。豊洲の時は「精査して答えを出す」と言って、両方を使うと巧妙な結論を出した。今回は、事前に原発ゼロと言い切っている。何かアイディアがあるのだろう。自民党が乗りたがらない案が。民主党時代のような空手形でないかは、国民もメディアも目を光らせている。小池氏が勢いだけで発言するとは思えない。期待して待ちたい。
消費税は、毎日の懸念が国民の意識に近いだろう。増税凍結は聞こえはいい。安倍政権には無駄遣いに思えるカネの使い方が顕著に見えるのも事実。だが、民主党時代に似たような手法では財務省の協力は得られず、埋蔵金はどこにもなく、事業仕分けの効果は期待の半分もなかった。同じことを小池氏がやればうまくいくとは思えない。都政でも、オリンピックでは大した予算削減はできなかった。だが、安倍氏との制作の争いなら、小池氏は有利だ。安倍氏に託して失敗すれば、増税され、意味不明に教育費が無償になるだけで、社会保障の財源不足は先送りされるだけ。危うくて賛成できない案を提示している。一方の小池氏は凍結するだけ。やはり足りなければ増税を仕切り直して実施すればいいし、今までの無駄遣いの検証に時間を使える。国民のリスクは少ない。
このふたつだけなら、圧倒的に小池氏の案は有利だ。テーマを吟味しただけある。あとは小池・安倍で連立のような暴走はしないとコミットしてくれたら、小池氏は圧倒的に有利だ。それでも小池氏を信じられないのは、今までのやり方が打算に過ぎるからだ。小池氏に信念など期待したくもない。せめて、打算で何を手にしたいのか、日本をどうするつもりなのか、明らかにして欲しい。

日本経済新聞・社説
建設・運送業こそ働き方改革が急務だ

日経が今回の選挙に意見を言いたくない姿勢は、かなりはっきりしてきた。政治と距離を置く決意は構わないが、ならば社説の内容を経済領域で充実させて欲しい。中身が空っぽだ。決意を決めたら、仕事として価値を埋めていないのは、あまりにお粗末だ。
人手不足をテーマにするのはいいが、政府依存、しかも国内IT産業が建設業界にそっくりのビジネスモデルで世界から取り残されているのも知らずに書いているのなら、もはや社説として落第だ。早急に建て直して欲しい。

人民網日本語版
習近平国家主席 米ティラーソン国務長官と会談

産経新聞・社説
日中正常化45年 共産党支配の隣国 基本的価値観、日本と共有できぬ 軍事力と経済力で拡張主義

ティラーソン氏は、マティス氏と並んでトランプ政権の中核。トランプ氏訪中の準備のためだけに出向いたはずがない。相当重要なメッセージ、北朝鮮の話題があったと見るのが自然だ。一方で、トランプ氏はティラーソン氏の行動に水を差した。意図的なら、アメリカは北朝鮮と対話している事実を認めたくない理由があるのだろう。

トランプ氏、北朝鮮との交渉「時間の無駄」 by Wall Street Journal

見えない対話のチャネルでは、世界が知る以上の交渉をしているのかもしれないが、トランプ氏のツイートを見ると、成果は期待値には達していないようだ。全人代後が注目だ。
産経の社説は、そんな冷静な行動を、トランプ氏以上に破壊するひどい内容。北朝鮮と同レベルの主張は、痛々しい。読むべきではない。

Wall Street Journal
トランプ氏、大型減税の「米産業界の再生」効果を力説 (2017.9.30)

Wall Street Journalの社説には、感慨も期待もない。冷めた口調で、はじめて法案が成立しそうな現実だけを伝えている。いまのトランプ政権への期待値も、同様だろう。あと何年、トランプ氏は任期があっただろう?

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