ORIZUME - オリズメ

3103.報道比較2017.8.31

3103.報道比較2017.8.31 はコメントを受け付けていません。

Unexpected

想定外…日本政府は、不信を招く最も言ってはいけない一言をまた使った。もっともコストが安く、少なくともクリアに事が進展するのは?対話だ。なぜ対話を避けるか?対話はいつでもできる。緊張がつづくほど武器が売れると考えるアメリカと、緊張は支持率向上にはおいしいと考える日本だけが、ギリギリまで圧力を求めているように見える。

産経新聞・社説
北の脅威と国会 日本を守る意識が足りぬ

読売新聞・社説
北ミサイル対応 更なる挑発阻止へ圧力強めよ

Wall Street Journal
日本の核武装 に道開く北朝鮮の核容認 (2017.8.30)

想定外…日本政府は、不信を招く最も言ってはいけない一言をまた使った。北朝鮮がミサイル発射を連発するのに呼応して、ずいぶん強気な発言を繰り返し、カネもつぎこんんで国民を守ると吠えていたが、空手形。森友・加計とはまったく異次元の不信が芽生えはじめた。だが、これは一方で危険だ。防衛のためにいくらでもアクセルを踏める環境が整ってしまう。いまの日本は政治の暴走を招きやすいバランスになっている。できれば、この不信が消えていくのを望む。
アメリカさえ、Wall Street Journalが述べるほどの考察しか持っていない。どれだけ考えても疑心が増えるばかり。もっともコストが安く、少なくともクリアに事が進展するのは?対話だ。対話を平和的な譲歩交渉と位置づけるからアメリカは逢いたくないのだろうか?過去に裏切られてばかりだから逢うに値しない?「Art of Deal」の看板を掲げた大統領からは聞きたくないセリフだ。きっと違う。対話はいつでもできる。緊張がつづくほど武器が売れると考えるアメリカと、緊張は支持率向上にはおいしいと考える日本だけが、ギリギリまで圧力を求めているように見える。逢って口論するだけならコストはかからない。少なくとも、相手の手の内を探るくらいはできる。避ける理由があるだろうか?圧力と言う前に、せめて想定外くらいなくして欲しいものだ。

人民網日本語版
王毅外交部長 中国の特色ある大国外交の3つの特色 (2017.8.30)

混乱だらけのアメリカと比べて、極めて安定して見える中国。ウィンウィンは相手を言いくるめる時に誰もが使うキーワードだが、アメリカや日本も使ってきた言葉。中国だけに不信感を持つのはフェアではない。恐いのは1だ。党による指導と社会主義路線を完全な基盤にすると宣言している。自由主義への移行は、党も国民も選択肢にさえ存在しないと明示した。台湾、香港はさらに苦痛は増し、中国に投資してきた外資系企業は、国家主義は弱まるより強まると宣言されたと受け止めなければならない。中国が豊かになるとともに開放に近づくという淡い期待は、当分捨てた方が良さそうだ。

朝日新聞・社説
労基法改正 働き過ぎ是正が優先だ

臨時国会の前に、朝日が先手。論理的な内容ですばらしい。閉会前の状況を考えれば、臨時国会で政府は慎重に進めるはずだ。今のうちに課題を提示しておくのは適切だろう。野党の準備は大丈夫だろうか?スキャンダルや閣僚批判で終わらせないで欲しい。

日本経済新聞・社説
日本企業は英EU離脱への備え怠るな

メイ氏が来日しているのに合わせて書いた社説だろうか?焚きつけるだけで不安を煽り、何の解決策もない迷惑な主張だ。交渉が揺れるのはいつもの事。今から騒いでどうするのか?すでに日本企業は対策をプランニングしているはずだ。日経自身、Financial Timesをどうするつもりだろう?

Financial Times
ドイツ総選挙、「トランプ・カード」使うシュルツ氏

ドイツの選挙戦が盛り上がってきたようだ。フランスよりずっと大きいヨーロッパのリーダー国だが、マクロン氏を選んだ時の世界中が感じていた不安よりは、いまは安心できる。EUの景況感も明るく、メルケル氏がロストする可能性は低そうだ。次のドイツのリーダーは、英国との関係をEUで再構築し、ロシアとの関係を再定義し、Industry 4.0でアメリカさえ抜き去ってスタンダードを作るトレンドを牽引することになる。中国とはどんな距離を取るだろう?

毎日新聞・社説
小池都知事の追悼文見送り 歴史の修正と見られぬか

小池氏はもう少し計算高いのかと思っていたが、石原慎太郎氏、安倍晋三氏と同レベルの価値観のようだ。都政の過半数くらいでここまで不用意に変容するとは…国政に行っても大成はしそうもない。もう都政の未来が陰りはじめた。

Comments are closed.