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3091.報道比較2017.8.19

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国内紙が横並びで取り上げた日米2+2。アメリカのメディアではまったくこの話題を見かけないのを新聞社は知っているだろうか?武器を気前よく買ってもらう場くらいの感覚ではないか?

朝日新聞・社説
日米2+2 外交の姿が見えない

産経新聞・社説
日米2プラス2 同盟の力で難局乗り切れ

日本経済新聞・社説
日米同盟のさらなる肉付けが必要だ

毎日新聞・社説
日米2プラス2の北朝鮮対応 連携強化には課題も多い

読売新聞・社説
日米2プラス2 強固な同盟で「北」を抑止せよ

国内紙が横並びで取り上げた日米2+2。アメリカのメディアではまったくこの話題を見かけないのを新聞社は知っているだろうか?せめて私たちは知っておいた方がいい。リップサービスとどんな権限で国家予算の使い道をコミットしたのか不明だが、アメリカにとって北朝鮮の緊張と日本との会談はリンクが薄い。せいぜい武器を気前よく買ってもらう場くらいの感覚ではないか?アメリカと話せば安心と過信するような国内紙のはしゃぎぶりを見ると、一番バカを演じているいつもの日本の無能さが際立つ。平和をカネだけで済ませるわけにいかないと言いながら、請求書が来る前に前代未聞の高額発注をつづける政府。財政を破綻させる意思でもあるのではと、私がアメリカなら笑いをこらえながら背筋が寒くなる。日本安全保障の感覚は終わっている。

Wall Street Journal
米国に新たな極右のうねり:時代が生んだ結束 (2017.8.18)

国家が分裂している。理念であるはずの自由や平等が脅かされている。アメリカの危機感は北朝鮮の緊張より、国内の暴動と、大統領の反応に神経質になっている。協力者は瞬時に去り、政権内でも大統領への失望を隠さない。私はGoogleが「女性は生物学的にエンジニアに向かない」と言った社員へのメッセージにすべてが凝縮されていると思う。「私たちの同僚の特定集団が生物学的にその仕事に向かない特徴を持つとの示唆は、侮辱であり受け入れられない」。当然であり、すべての自由と平等には、他人をすべての人が認め尊重しあう精神に則っている。表現の自由には、相手がともに平等という尊重の前提が揺らいではならない。大いなる問題は、リーダーである大統領がアメリカを代表して他人を侮辱し、尊重という言葉など脇に置いて自説を押し通すことだ。この悪環境が7か月つづいただけで、アメリカの分断は死者が出るほど顕在化した。子のまま進めば、アメリカは分裂するだろう。
同じことは日本でも言える。他国を平然と批判する新聞があり、それを許し、表現と政治が放置しただけで、修復不能なほど日本は孤立している。ひどい国になった。アメリカも日本も。数年でここまで壊れたが、修復には倍の時間では足りないだろう。残念だ。

人民網日本語版
対中貿易戦争を仕掛けても米国に勝ち目なし (2017.8.18)

この主張には、中国に正当性が得られる可能性が高い。「保護主義にノー」は世界が一貫してアメリカに送っているメッセージだし、トランプ氏の信頼度を考えれば、中国は理路整然と正論を言うだけでいい。今回の人民網の主張は、以前にWall Street Journalが述べていたのと大差ない。

【社説】米貿易赤字をどう考えるべきか by Wall Street Journal

もし、アメリカは主張が通らなくても、本国投資法、プラザ合意のような新手を使ってでも貿易赤字を減らしにかかるだろう。目的は達成される。だが…アメリカは世界でリーダーとしての地位を完全に中国に譲ることになるだろう。中国が欲しがっているのは、きっと世界のリーダーの地位だ。貿易赤字?カネで足りることなら、いくらでも…が中国の返答ではないか?10年前なら、きっとアメリカがそう振る舞っていただろうが…

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