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3086.報道比較2017.8.14

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日本が何かすることなど、世界の誰も待っていない。日本の中で、そう気づいている人は、政治や企業など待ってはいない。自らのペースで、どんどん動いている。

日本経済新聞・社説
人の力をいかす日本へ(3)社会人の技能高める環境整備を

3日もつづくとは思わなかったが、今日の内容は、表題にもっとも近く、過去2日に感じた違和感はない。それなりに本質を突いた主張になっている。
現在の若年層に自己投資の余裕さえないという現実を無視して厳しい意見を言うなら、所得を増やしたい、成長したいという自己投資は、自分の得た報酬から投資すべきだし、それぐらい貪欲に現在の仕事から盗み、より良い条件の企業へと転職し、新しい分野への挑戦をいつでも狙うのが、あるべきプロフェッショナルの姿だ。それができないほど、今の企業は賃金を払わないなら、自己投資のためなら賃金を上げるという条件が、他の企業より優秀な人材を得る手段になる。少しでも魅力ある事業に取り組み、他の企業に成長人材を取られないためにチャンスを与えながら、条件ギリギリの報酬を提示する。これが、理想的な労使の新陳代謝だったはず。雇用者が責められる点があるとするなら、プロフェッショナルとして売れる能力を磨いたか?を自問自答すべきだ。政府が準備する教育制度で、無料で横並びの技能を得て、どこまでのメリットがあるだろう?平均止まりなのは明白だ。ならばどうやって壁を突破するのか?誰もが試行錯誤して挑戦して、自らの答えを探すのが本質だろう。ここでネットで検索して答えを探したり、資格を取れば給与が増えると短絡的で安易な回答を選ぶから、本当の答えに到達しない。
自分が成功者だとは思わないが、私がやっていることを紹介したい。私は、日本の未来を信じなくなってから、仕事の未来も海外で探している。どんな仕事があるのかは海外で探す。そこで、アメリカとアフリカで、どんな報酬が書かれているかの現実を知っているだけでも、日本の労働環境が、決して甘すぎも厳し過ぎもしないことは判る。興味があればコンタクトしてみればいい。メール1通送るのに、何のリスクがある?ゼロだ。英語が通じない?今どき、ネットで数秒で翻訳できる時代だ。世界で仕事を欲しがっている人は、英語など学校で習ったことがない人が、そうやって動いている。
未だに政府に助けてもらおう、経営者が人を助けるべきだ…そんなおめでたい意見が通用し、それなりに政治家も聞く耳を持つ国に生まれたことは幸せだと思う。だが、これだけは確実だ。日本が何かすることなど、世界の誰も待っていない。日本の中で、そう気づいている人は、政治や企業など待ってはいない。自らのペースで、どんどん動いている。

人民網日本語版
外資誘致力の向上、多様な措置でビジネス環境を改善 中国 (2017.8.11)

中国政府が外資誘致をチャイナ・ショック以降も必死に推進しているのは判る。外貨流出を止めたい理由もあるだろうし、何よりノウハウの源泉がまだ中国国内に確立していない。「進出したらノウハウは置いていけ」のスタイルの外資誘致がいつまで機能するだろう?たとえマーケットがあっても、私はそろそろ限界が近いと見ている。そろそろ自力の研究開発を育てる時期に来ている。中国もそれに気づいて投資はしているだろう。収穫の時期はいつになるだろうか?

朝日新聞・社説
水道の将来 50年先を考えよう

産経新聞・社説
医療・介護改革 利用者の視点を忘れるな

政府に不満があるとすれば、安定政権だからこそ長期的な課題に取り組み、解決できる権力まで持っていたものの、まるで仕事をせずに支持率を下げるほど自己中心的な権力行使をしてきたことだろう。水道の劣化も、医療と介護の破滅的な財政比率も、ずっと以前から言われてきたことだ。行政が政府の機嫌を見て動く体質も変えられないのだろうか?今の支持率では、この手の課題の結論を出せるとは思えない。

Wall Street Journal
北朝鮮に向けられたトランプ流の怒り (2017.8.10)

これがWall Street Journalの社説とは、愕然とする。アメリカは常に大統領を擁護するとは聞いていたが、トランプ氏には通じないと思っていた。なぜなら、彼の言動は信用に値しないからだ。Wall Street Journalの社説が決定的に見逃しているのは、大統領の信頼度が極めて低い現実だ。ホワイトハウスは結束を装っている。政権の安全保障の経験者は信頼に値する。だが、最高司令官が最悪のリーダーで、軍事どころか政治も外交も未経験で、この半年でさらに信頼を落とした人物だという現実を忘れている。彼がこれから先、極度の緊張の場に置かれた時、冷静でいられるとは私は思えない。軍事作戦に至った時、自らの意志が失敗を招いた時、何かの要因が自らの思惑を大きく阻害した時…彼が冷静に、最適な解を決断できると信じる人がどれくらいいるのだろう?いま、トランプ氏がアメリカの最高司令官というのは、金氏が北朝鮮を仕切っているのと同じレベルのリスクだと私は思っている。周りが必死に止めている?必死に支えている?どちらも大差ない。ということは…今回のWall Street Journalの主張は、労働新聞さながらだ。アメリカのメディアも、トランプ政権発足以降、劣化が激しい。

読売新聞・社説
節目の米国経済 最大リスクはトランプ政策だ

言っていることは正しいと思っていたら、最後の提言は「人事を決めろ」とは…本質からかけ離れ、具体策とはずいぶん距離がある。日本のダメな政治手法に染まり切ってしまったようだ。無能な時は人を変えれば済むと思っているのだろう。読売の未来は暗い。

毎日新聞・社説
岐路の安倍政権 自民党 「異議なし」体質の転換を

毎日が民進党と同レベルの内容の政府批判しかしなくなってずいぶん経つ。私には怠慢、予定調和に見える。これをつづけると、また風向きは政府に傾く。仕事をして欲しい。

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