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2986.報道比較2017.5.10

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韓国で新しいリーダーが選出。フィリピンの大統領にドゥテルテ氏が決まった時を思い出した。国のリーダーを選ぶのは国民。どれだけ同盟関係が強くても、選挙権はなく、干渉も介入もできない。中国や北朝鮮も見守る中、日米政府にとっては気がかりな結末になったようだ。

Wall Street Journal
韓国新大統領誕生、トランプ政権の対北朝鮮政策に試練 (2017.5.10)

朝日新聞・社説
韓国新大統領 融和図り国政の再建を

日本経済新聞・社説
親北路線で韓国は乗り切れるのか

毎日新聞・社説
韓国新大統領に文在寅氏 地域安定へ日韓で協力を

読売新聞・社説
韓国大統領選 文氏は「親北・反日」を貫くのか

フィリピンの大統領にドゥテルテ氏が決まった時を思い出した。国のリーダーを選ぶのは国民。どれだけ同盟関係が強くても、選挙権はなく、干渉も介入もできない。中国や北朝鮮も見守る中、日米政府にとっては気がかりな結末になったようだ。
世界の希望は、北朝鮮を除いて「北朝鮮に断念して欲しい」で一致している。北朝鮮も含めて、近隣国は武力衝突ではなく対話で解決したいとの認識も一致している。過去に行った協議とその後の対応に日米は不信感を抱いている。北朝鮮にも言い分はあるだろう。圧力と太陽政策、どちらが有効かは神のみぞ知る世界だ。個人的には、問題解決の確率は誰にも判らないなら、武力衝突の確率が低い方がいい。全員が圧力で一致するよりは、温厚な発想の人が多い方が衝突の確率は下がるとポジティブに見ている。
日本にはもうひとつ、日韓で合意した協定がある。こちらの扱いは、北朝鮮の緊張がもう少し過ぎ去ってからでもいいのではないか?一度にどちらも議論すると、日韓関係はひきつづき険悪なままになる。まずは関係改善では、間違っているだろうか?

人民網日本語版
中米軍事関係、適切な処理を要する5つの問題 (2017.5.9)

忘れた頃に、いつも蒸し返す中国流の主張。トランプ政権にも同様の主張をするつもりのようだ。最初の首脳会談で良好な関係を作ったら、いつもの主張を中国が繰り返している。トランプ政権の安全保障能力を測る意図だろうか。シリアへの空爆という行動力に警戒しながら、北朝鮮問題で経済問題も混ぜたディールを平気でやる手法や、果たして明確なドクトリンが政権に存在するのかを見極めに来ている。弱みを見せれば、日本の尖閣と同じことがアメリカに起きるだろう。

産経新聞・社説
憲法改正 「9条」論議の好機生かせ

朝鮮半島には過敏に反応する産経が、あえて1本目には憲法改正への主張を選んだ。価値観はまるで異なる朝日新聞に、ジャーナリズムとして同じ立場の主張を繰り広げた5.2を思い出す。産経のこだわりには軸がある。
憲法改正の議論には、Wall Street Journalも社説を書いていた。個人的な感覚で、もっともニュートラルで、納得できたので紹介したい。

【社説】改憲でギャンブルに出る安倍首相 by Wall Street Journal

なぜ、支持率にも、喫緊の課題でもない憲法改正に、いま期限を付けて安倍氏は取り組むのか。最優先と何度も口にしていた経済再生を、またしても置き去りにして。「信念」と言われたら納得するしかないし、それだけの支持率と過半数を政権に与えたのは国民だ。その果実を、私たちは得られただろうか?株高?円安?他に何かあっただろうか?
Wall Street Journalの指摘どおり、自衛隊を憲法に明文化して9条に適切に付加したいのなら、検討の価値は十分にある。が、2012年に自民党が出した草案のような議論なら猛反対だ。いま何のために、憲法改正を最優先にしたいのか、安倍氏が何の仕事のために選ばれたのか、もう一度考えて欲しい。これと同じことを、安倍氏は過去に3度やっている。秘密法、集団的自衛権の憲法解釈変更、安保法制。4度目を日本国民は認めるのだろうか?

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