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2970.報道比較2017.4.27

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昨年の6月以降、世界が学んだことは、可能性がゼロでないものに過信してはいけないこと。候補者の発言も、メディアの世論調査も、似たような正確さでしかないこと。世界はリーダーや選挙だけで動いているわけでもないこと。投票を決めるのは論理ではなく感情だということ。

Financial Times
フランス大統領の座に手をかけたマクロン氏 (2017.4.24)

昨年の6月以降、世界が学んだことは、可能性がゼロでないものに過信してはいけないこと。候補者の発言も、メディアの世論調査も、似たような正確さでしかないこと。世界はリーダーや選挙だけで動いているわけでもないこと。投票を決めるのは論理ではなく感情だということ。
メディアは傾向や文脈を後から語るが、人間の感情に文脈などない。投票ひとつで世界が終わることもない。せめて無関心になるような報道や、分裂を招くような主張はやめてほしい。

Wall Street Journal
トランプ氏が強調する100日間の実績ーオバマ政権の規制撤廃 (2017.4.26)

100日で、トランプ氏が出した成果は?シリアの空爆くらいだろう。アメリカの三権分立がワークしていることが証明されたのはうれしい。この100日の成果にもっとも苛立っているのはトランプ氏本人だろう。苦境から立ち上がった人なら、あきらめずに挑戦してくれるはずだ。まだ先は長い。

朝日新聞・社説
今村復興相の辞任 おごる政権、見過ごせぬ

産経新聞・社説
今村復興相の辞任 寄り添う姿勢を損なった

昨日、毎日が先行したトピック。朝日の感情的な批判は響かないが、問題の一端は力の無い野党にある。対抗勢力が欲しい。競争は大切だ。

毎日新聞・社説
「共謀罪」の対象犯罪 277選定の理由がわからぬ

いつものことだが、国会の議論は噛み合っていない。議論のフレームワークを規定したらどうだろう?毎回、似たような不毛な議論を戦わせている。枠組みを準備すると、囚われ過ぎて柔軟性を失う心配もあるが…

読売新聞・社説
韓国大統領選 北の脅威といかに向き合うか

誰が選ばれても、日韓合意は否定されるようだ。国民が納得した形で合意形成しなければ、どんな政権の仕事であっても翻意される。フィリピンの国際裁判の結果でさえ揺らぐ。日本が下手だったのは、リーダーが合意したら国民の心情は置き去りにしても問題ないと、その後のコミュニケーションでの強行姿勢を崩さないことだろう。「本心が見えた」と韓国が形容する意味は判る。いまの日本政府の論調は「カネを払ったのだから約束を守れ」と伝わっている。せっかくアメリカがお膳立てした日韓関係の柔和を壊した責任を、すべて韓国政府の失政と捉えるのは間違っている。

日本経済新聞・社説
受精卵のゲノム編集は国主導でルールを

AIで議論されはじめた、緊急事態や交通事故で、プログラムに「どの人命に優先順位を与えるか」といった議論同様、人間の技術は神の領域、心の領域に近づいている。技術だけが先行し、社会や倫理にはイノベーションは起きていない。技術の登場で、ある日から考え方を変えよう、ルールを変えようとはできないのが人間だ。やがて、論理的な意思決定のための分析さえ、コンピュータが行うことになるに違いない。
化粧や整形手術はOKだが、遺伝子による容姿変更はなぜいけないのか。人間には説明が難しい。知的障害が社会で大いなる負担になるのを理解しながら、知的障害があるかを妊娠時に判定するのは問題視される。新たな人間が発達しなければならないテーマだと思う。難しいが、越えなければならない壁だ。人間の成長を疎外しているのは、人間の価値観だ。
私は少なくとも、この結論を出すのが国家と言うのは間違っていると思う。

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