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2940.報道比較2017.4.1

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ど素人に政治をやらせたら、国境が怪しくなった。嘘つきに任せたら、解釈で憲法を変えようとする。どっちにやらせても、依存していたら国とともに自分も滅びる。仕事ができないなら去ってもらうのを繰り返そう。

Wall Street Journal
失速する日本の安倍首相 (2017.3.31)

森友学園問題を、Wall Street Journalが取り上げた。内容は完全にネガティブ。海外紙には一切の政治的な利害はない。論理と経済的な視点で冷徹に「安倍政権のリスク」を描いている。
世界の経済紙に書かれたということは、世界の財界、マーケット関係者、投資家は森友スキャンダルを知り、日本への投資判断材料に使う。今まで、第二次安倍内閣でもっとも大きいマイナス材料は2013年のクリスマスに、安倍氏が靖国神社を参拝したことだったと思う。消費増税の延期さえ理解を得られた安倍氏のリーダーシップが、過小評価していたスキャンダルで世界から見放されようとしている。
私は、消費増税の再延期で解散しながら、平然と安保法制に話をすり替えたあたりから、安倍氏には期待はしていない。代わりが務められるリーダーがいないのは残念だが「嘘つきと、ど素人、どちらに政治を任せるか」と書いたのは、2016.2.25。参議院選挙の近い2016.7.3に「嘘つきの憲法改正には乗れない」と書いた時の気持ちも、今と変わらない。
ど素人に政治をやらせたら、国境が怪しくなった。嘘つきに任せたら、解釈で憲法を変えようとする。どっちにやらせても、依存していたら国とともに自分も滅びる。選んだとは、依存することでも、手放しで任せることでもない。仕事ができないなら去ってもらうのを繰り返そう。それで1年でリーダーが変わると嗤われても構わない。暴走を許して後悔するよりはいい。

産経新聞・社説
朴前大統領逮捕 世論が全てを決めるのか

読売新聞・社説
朴前大統領逮捕 縁故主義の宿痾が消えぬ韓国

Wall Street Journalの安倍政権へのネガティブさを見たら、韓国の大統領の話をしている場合ではないと認識するだろうか?このレベルの社説なら時間の無駄だ。自分の国の政治を憂うべきだろう。

日本経済新聞・社説
東芝のメモリー事業はだれに売るべきか

日経の社説にはシャープの文字はないが、鴻海に経営権が渡ったシャープの株価を見てみよう。

大幅な売り越しが昨年2月で、株価は175円。最安値は昨年7月の96.5円。今は、約5倍の496.5円。膿を出して、適切な経営があれば、企業価値は半年で5倍になる。公務員にこのスピード感は無理だ。彼らがこのスピードを追うと森友学園のような事態に陥る。当然だ。公僕の立場でできる交渉と、トランプ氏に見るような暴利を貪るディールを罪といわれない交渉。ビジネスに官僚が入り込むべきではない。
シャープがなぜ半年でこれだけの成果を出せたか?鴻海は、売り先と、技術の活かし方を知り尽くしていたからだろう。東芝のもっとも価値があると言われるビジネスも、筋が悪い人がやれば、数年で陳腐化する。稼いだカネで投資できる経営者に、ぜひ任せて欲しい。

朝日新聞・社説
文科省天下り 信頼回復への多難な道

毎日新聞・社説
文科省の天下りあっせん 不正の構造解明まだ遠い

今回、もっとも感じたのは、天下りで有罪と指摘された当事者たちの厚顔さと、ごまかしもせずに罪を認める素直さだ。悪意の感覚が希薄。だが、指摘されたら事の重大さに気付いたかのような陳謝。今までの公務員とは、ちょっと感覚が違う。良い印象はもちろんないが、以前ほどの憎悪も感じない。
朝日も毎日も、問題を解明することに執着しているようだが、贈収賄同様、天下りの根絶のポイントはシステムだ。ビジネスの利害関係がある限り、なくならない。シンプルに公務員の認可権限をなくす、補助金に審査のような人為的な関与をなくして、機械的で納得感のある指標で補助金を分配するシステムに切り替えればいい。全省庁の天下りを探す?バカバカしい。補助金というシステムからの脱却に尽きる。

人民網日本語版
中米関係には戦略的・長期的観点が必要 (2017.3.31)

人民網の文体によくある論点の選定が、中国人のスタイルなのは知っているが、通常の中国人の話はもう少し整理されている。今回の3点の論点がよく判らない。アメリカ人も同様ではないか。貿易、安全保障、戦略という意味?戦略を議論する意味が判らない。
経済問題のうち、特に貿易。安全保障は北朝鮮。アメリカが議題にするのは、たぶんそのふたつだけだ。国際問題とか、保護主義とか、どうでもいい。中国がどんな夢を見ても構わない。アメリカは貿易赤字を減らしたい。雇用を増やしたい。北朝鮮の核は許容しない。その3つしか言わないだろう。代わりに、台湾や香港とは言わない。小難しい話は、アメリカはしない。それは大統領の価値観ではない。いつだってアメリカはシンプルだ。

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