トランプ氏が議会で演説を終えた後から、利上げの可能性をやたら触れ込みはじめたFRB。
観測気球を上げながら、マーケットの反応を見ている様子。
週末のイエレン氏の発言も、今のところ東京マーケットはスルー。ちょっと不感症気味です。
トランプ・ラリーの延命を期待する人たち、ドルはまだ安い方がいいと思っている方々には、おもしろくない話でしょうが、FRBの面々は、やる気満々。
イエレンはなに考えてんだ…と思う方々、イエレン氏の気分を味わってみましょう。
FRBサンフランシスコが作った、れっきとしたオフィシャルのゲームです。
Chair the Fed: A monetary policy game by FEDERAL RESERVE BANK OF SAN FRANCISCO
Chair the Fed: A monetary policy game by FEDERAL RESERVE BANK OF SAN FRANCISCO
「Play Now」から進んだら、あなたはFRB Chairman。
4半期ごとにニュースメディアがあなたの仕事ぶりをレポートします。チャンスは16回。4半期×任期4年の16回。ホントのFRB Chairmanと同じです。
Fed funds rateだけで、Unemployment(失業率)と、Inflation(インフレ率)を、適正水準の点線に近づけてください。
セオリーどおりなら、
失業率が下がる・インフレ率が上がる=利上げ
失業率が上がる・インフレ率が下がる=利下げ
です。
金利を決めて、GOを押すだけです。
就任当初から、何も安穏としていると…
事件は起きます。
すっごい失業率。ジタバタ、ドタバタしても、さらに事件が悪化することも…
何とか事態を収束して、ホッとしているのも束の間。
あ?すごいインフレ!手遅れ?
ああ…レームダック…
とんでもないインフレをもたらした、無能議長として解任されました。
きっと、現実に議長だったら、二度と街を歩けなくなってます。
なんとなーく感覚として思うのは、事件には思い切って対応、やたらに動くといいことない、ということ。
そうはいっても、何度か思い出してやってみますが、再任のチャンスをもらったことは、ほとんどありません。
FRBが、なぜに事前に意味深な発言をするのか、とってもよく判ります。
偉い人たち、なかなか頭を痛めているようで…
なぜにFRBがこんなゲームを作ったのか、納得できます。