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2864.報道比較2017.1.22

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否定しても、デモが起きても、トランプ氏は国民から選ばれた代表者だ。彼は大衆迎合ではあるが、言ってきたことを今のところ一貫して変えていない。ポピュリズムではあるが、風見鶏ではない。悲観と批判よりは、アイディアがいる。

Wall Street Journal
トランプ大統領の「大衆迎合」宣言 (2017.1.21)

人民網日本語版
外交部 中米関係が新たな出発点で一層の発展を得ることを期待 (2017.1.20)

産経新聞・社説
トランプ新大統領 世界にどう向き合うのか

日本経済新聞・社説
「米国第一」を世界に拡散させるな

毎日新聞・社説
トランプ新大統領 分断を世界に広げるな

読売新聞・社説
トランプ新政権 価値観と現実を無視した演説

昨日と入れ替わるように国内紙もトランプ大統領就任を取り上げた。全体に悲観論が多い。Wall Street Journalは昨日につづいて冷静。社説の中に注文はあるが、トランプ氏の行く手を邪魔するような内容ではない。推進するためにはどうすべきかの提案になっている。一方で国内の社説は悲観と批判に終始しているだけ。もしこの発想が行政と一致するなら、ここから先のトランプ氏のアメリカとの関係は、交渉にさえならず、険悪さか忍耐だけの関係になってしまうだろう。
どれだけ否定しても、どれだけデモが起きても、残念ながら国民から選ばれた代表者だ。そして、彼は大衆迎合ではあるが、言ってきたことを今のところ一貫して変えていない。ポピュリズムではあるが、風見鶏ではない。変化する国民の意見にブレてでも支持を取り付けようとする姿は、良くも悪くも皆無。彼が選挙中に主張してきたことは、少なくとも挑戦するだろうし、議会や国民が反対してでも主張するくらいの努力はするだろう。私にとっても真逆の価値観のアメリカ大統領だが、これが時代の選択。失業率が完全雇用に近づきながらも、雇用を作るという。株価が史上最高値を更新しつづけるのに、あくまで成長を追うらしい。それだけアメリカ国内の格差は大きく、中間層のストレスは爆発に近い。そう理解して、これらが是正するアイディアを出さないと、アメリカは関係を弱めていく。トランプ氏のやり方では失敗すると言う前に、アメリカが考える中間層の豊かさを創出する方法を提案する方が、建設的で、本当のパートナーになれる。その発想を中国の外交部は持っているようだ。人民網の方が、日本の社説より建設的だ。もし、これが国家全体の感覚なら、アメリカは日本よりも中国を選ぶだろう。少なくとも経済活動は。それは悪夢だ。

朝日新聞・社説
施政方針演説 未来を拓くと言うなら

他の国内紙が国内の国会を先に選んだ中、1紙だけアメリカの変化を優先した朝日。日本国民はみんな同じ感覚だろうし、国会議員さえ、安定して動きの鈍い国内政治よりは、変化を目の前にしたアメリカに目が向いている。適切な感覚だ。
全体に安倍氏が置き去りにしていること、批判される点にだけ着目しているのはポジティブになれない。安倍政権との対立が原因なら、やり方が陰湿だ。優先順位の最適化とともに、主張のバランスはニュートラルであって欲しい。

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