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2861.報道比較2017.1.19

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統合と分散は、振り子のように揺れる。統合経済は分散に向かう?集中した富は分配に向かう?

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朝日新聞・社説
英国とEU 「自国優先」に歯止めを

産経新聞・社説
英のEU完全離脱 混乱に拍車かける判断だ

日本経済新聞・社説
完全撤退、企業への打撃を抑えよ(英EU離脱)

毎日新聞・社説
英のEU離脱 対立の連鎖招かぬよう

読売新聞・社説
英EU強硬離脱 日系企業も戦略修正が必要だ

一昨日17日の夜21:30頃に行われた会見から、30時間ほどの時間を使って、日本国内紙5紙の社説はすべてネガティブな不安ばかり。ポンドは2008年来でもっとも大きな上昇を記録したにも関わらず。心配性で変化が苦手な国民性を象徴するかのような横並びの主張だ。もちろん、ポジティブとは言い切れない決断だ。だが、決断し、前に進む意志を示しただけでも、留まっているよりはいい。マーケットや世界は、今回の英国政府の判断をそう受け止めている。
統合と分散は、振り子のように揺れる。今まで、神話のように信じられてきた「世界はひとつ」「統一が常に勝る」という価値観が生んできた弊害に、耐えられない人たちの声が、無視できないレベルまで増えている。この事実に合わせて、世界は分散の価値を再考し、統合が生んだデメリットを是正していく必要に迫られている。
一方で、格差はより集中から分配に、より広く配分しなければ不安定な状態に陥っている。アメリカの中で起きていること、ヨーロッパに分配を求めて迫る難民…今のルールのままでは、勝者は身の危険を感じ、敗者の苛立ちは手段を選ばなくなっている。
まとまってみたら、勝つ人がいつも決まっている。その勝利者がいつもルールを決めている。それが不愉快でたまらない人たちがいる。また、勝利の恩恵で得た富は、支配に使われていると見る人もいる。
目の前の手続きや、失うメリットにため息をついている場合ではない。今まで信じてきた価値観に制度疲労が起き、新しい価値観が生まれようとしている。

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Wall Street Journal
FRB、政治的偏向せず経済発展に注力=イエレン議長 (2017.1.19)

FRBが注視しはじめる値は、雇用からインフレに移りはじめている。次期大統領が雇用にフォーカスしているのは皮肉だ。もう仕事をあきらめて退場した人が増えたのかもしれないが、ほぼ完全雇用と言われる状態にアメリカが到達した時に、雇用にこだわる大統領が誕生する。次は賃金上昇であり、その先にインフレ懸念がある。トランプ氏とFRBには、明らかにギャップがある。FRBが常に正しいとは思わないが、もしインフレが走れば、いま職を求めている人たちの生活は、今より悪くなるだろう。保護主義はインフレを加速する。トランプ氏のブレーンは、経済をどう運営していくのか。数日後には明らかになるだろか?

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人民網日本語版
世界と連携して困難を乗り越え (2017.1.18)

Financial Times
中国はいかにして海洋超大国を築いたのか (2017.1.13)

中国の中からの目と、外からの目。ここまで差があると、中国人は知っているだろうか?中国が新しいパワーとして世界に君臨しはじめているのは誰もが認めるが、想像以上に、いわばアメリカ以上に行儀が悪く、他国にしてみれば不愉快にパワーを振り回しているというのが現実だ。経済力は適切に使って欲しい。

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