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2799.報道比較2016.11.21

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プーチン氏が卓越したリーダーということは、トランプ氏が言わなくてもみんな知っている。もちろん、トランプ氏よりもすばらしいことも。それでも、すべてどころか、半分もうまくやれていないプーチン氏。脅えて言いなりになるのが、一番危ういのだが…

朝日新聞・社説
日ロ首脳会談 原則を踏みはずさずに

読売新聞・社説
日露首脳会談 領土交渉進展は楽観できない

簡単な空想をしてみよう。もし、トランプ氏とプーチン氏が何らかの協議をして、うやむやに経済制裁を緩めたとする。ありそうなのはISの壊滅か、シリアの和平。その実現には、いまの経済制裁はジャマだ、というプーチン氏の提案に一部了承したら…日本はどうするだろう?欧州は、ドイツが反対したら、ノーと言うだろう。クリミアを力で奪った事実は許容できない。これは、うやむやにできない。黙認すれば、ロシアとヨーロッパの国境が危うくなるのだから。
さらに、北方領土を解決するためにはアメリカと同調した経済制裁解除がないと話が進まない、と言われたとする。もし、ここでISの壊滅が現実になっていたら、日本の空気は「アメリカに寄れ」に揺れると思う。これが世界が日本を「最後に裏切るから信じられない」と言わせる、いつもの不愉快さだ。その揺らぎを起こすためにプーチン氏は日本にゆっくりと仕掛けていくだろう。

毎日新聞・社説
税の無駄遣い なぜ一向に減らないか

会計検査院という組織を有効に活用する発想は、いまの政府にはないだろう。1兆円が出てくるなら、うまく使えば財源に充てられる。無駄を省くのは国民のウケが極めていい。ヘリコプター・マネーより支持率は上がるに違いない。この検査が政治の不誠実さとつながらない広報にさえ努めれば、かなり魅力的な組織なのだが。毎日の表現も硬い。これでは政府は無視を決め込むだろう。

日本経済新聞・社説
「トランプ旋風」乗り越えパリ協定を前へ

日経は順序を間違っている。先に日本政府が承認せよ、だ。優先順位をミスしたのか、いまの日本の立場ではアメリカに提案することも、パリ協定に与することもできない。トランプ氏と逢っただけで浮き足立っているのだろうか?日経はボケ過ぎている。

Wall Street Journal
トランプ氏、セッションズ議員を司法長官に指名へ (2016.11.19)

トランプ氏の人選は、共和党そのもの。ブッシュ時代を思い出す。ネオコンと呼ばれた時代がイヤで、アメリカはオバマ氏を選んだ。ブッシュ氏の退任時の支持率は20%以下。アメリカ大統領として最悪だろう。失望とともに去る印象の今のオバマ氏でも、ここまでのひどさはない。トランプ氏への期待は1週間は持った。それは「彼が黙っているから」というジョークをみんなが言っている。人選で、少しずつ共和党の臭いがしはじめている。やがてメディアは、トランプ氏より側近を話題にするだろう。ブッシュ氏の時のように。

人民網日本語版
多国籍企業煙台高層対話会 中国経済を引き続き信頼 (2016.11.19)

トランプ氏がアメリカのリーダーに選出されてから、経済のルールが変容に向かおうとしている。トランプ氏が選挙前に言っていたものとは一致しないし、彼が描くとおりの未来かは判らない。少なくとも変化ははじまっている。そのもっとも大きな影響を受けるのは中国になることは、中国自身が理解している。ナンバー1を目指すということ、経済規模でアメリカの次の順位になる意味を、これから体験することになるだろう。
提携や、アメリカ企業との関係強化は、何の役にも立たない。必要なのは、技術で確固たる地位を得ること。経済活動でなくてはならない存在としてのポジションを能力で得ること。日本やドイツは、それを実現できた領域だけは、今でも生き長らえている。仕事や雇用は、やがて奪い合いになる。表面的な能力、誰にでもできる仕事は、コスト競争と政治の圧力で浮遊する。大切なのはユニークネスだ。

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