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2796.報道比較2016.11.18

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インフレが走りはじめた気配。1週間で様変わりした風景が、この先、さらに変容しそうだ。今までのままではいられない。学ばなければ。

Wall Street Journal
トランプ発のインフレ、本格化はこれから (2016.11.17)

FRBは、早々に12月の利上げに向けて最後の地ならしをはじめた。急がなければ、次のクラッシュに間に合わない。追いつくように金利を上げていかなければ、インフレが走る。同じ状況が、イギリスで起きている。一時的にポンドが下げ、株価は上げたが、当然経済は変わっていない。インフレが走りはじめた。利下げのスタンバイが急遽、利上げへ。アメリカも似た境遇に向かう。
このインフレが日本に伝染したら、日銀の悪夢がはじまる。口先、待ち望んでいたインフレ。金利を上げはじめれば、財政の首が絞まりはじめる。一方で、放置していれば良かったキャッシュが、少しずつ価値を下げる時代に変わる。インフレは貯蓄がない人ほど、さらに苦しい時代。今の若い世代には免疫の無い価値観、年金世代には忘れていた感覚だ。適応できるだろうか?

人民網日本語版
中国製造業の主要課題は「コア競争力の低さ」 (2016.11.17)

日本にそのまま当てはまりそうな秀逸な指摘。日本が失われた30年は、この課題に挑戦しながら、勝率が想像より低く、新たな成長や世界をリードするものを生み出せずに足踏みにリソースを使っている。成功事例も生まれた。新しい手法も生まれた。だが、世界を席巻したのは…なんだろう?記憶しているものさえ、なくなってしまった。青色や白色のLEDはどこへ?iモードもフェリカも規格を潰されたことに固執していたら、新たな技術に呑み込まれてしまった。
中国は、この教訓から学んで成功して欲しい。SushiやNinjaが流行るのはうれしいが、それで日本が豊かになったのは旅行者が来るようになったくらいだ。パンダや中華料理が文化だと褒められても、心地良いだけで儲からない。本当の戦いは、経済活動の最先端で行われているもの、世界が求めている新しい楽しさ、利便性、豊かさに集中している。その先端は、本当に過酷な戦いだ。真似する能力の延長にあるものではない。産みの苦しみを、お互い競争しながら越えていきたい。

朝日新聞・社説
憲法審査会 まず立憲主義を語れ

日本経済新聞・社説
国民の理解を深める実のある憲法論議に

毎日新聞・社説
憲法審査会 極論排し建設的議論を

読売新聞・社説
憲法審査会再開 政権批判の場ではないはずだ

議論が始まっただけで社説が揃うとは、新聞にしてみれば憲法はよほど興味深い内容なのだろう。だが、準備ができていたと感じられる内容の新聞は皆無。議員の議論もまだ本質的なものとは思えない。GHQに押し付けられたと言われる現行憲法より、自民党草案は明治時代まで戻ったかのような時代錯誤の作文を見せられても、ベースに話すにはあまりにお粗末。では民進党は対案を準備したかといえば、相変わらず手ぶら。この案が出てきたら、今回のアメリカ大統領選挙なみに「どちらも選べない」ものになるのではないか。
土台、新聞が提案しても良かったと思う。4紙も並んで憲法を話したいなら。新聞社も社を越えて案をまとめて議会に提出してはどうだろう?

産経新聞・社説
高額薬値下げ 明快なルール作りを急げ

この話題の方が、国民には憲法より興味深いのだが、賃上げ同様、政治と行政の強権の話題に終始した。そこまで薬科を下げたいなら、国が知財権を一時的に買うとか、開発資金を出すとか、別の関与方法はいくらでもある。中国か北朝鮮のような指導、要請。これで海外から新薬が来たら、国家は何か支援するのだろうか?モラル・ハザードがどんどん進んでいる。

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