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2794.報道比較2016.11.16

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人民網が、TPPに意思表示していた国の情報をまとめてくれている。日本政府だけが無駄に労力をかけていたようだ。

人民網日本語版
TPPの挫折は決定的 中国に目を向ける関係国 (2016.11.15)

久しぶりに、人民網に感謝する。TPPに意思表示していた国の情報をまとめてくれている。
アメリカの議会が本気でないなら、日本の国会議員だけが無駄な労力を使っていただけに見える。日本政府は代替案はあるのだろうか?こうなった時のリカバリー・プランくらい持っているのが普通だが。
これが普通の外交であり、交渉への当然の態度だ。臨時国会をこの無駄な時間に費やしたのは、やはり過ちだった。本当に反保護主義を唱えるなら、この流れに乗るべきだ。他の通商交渉案を検討すべきだ。このままでは、中国からの提案を待つことになるのだろう。私はそれでも有益なら十分だ。意味のない自尊心より大切にしてほしいものがある。

朝日新聞・社説
駆けつけ警護 納得できぬ政府の説明

毎日新聞・社説
駆け付け警護 慎重のうえにも慎重に

読売新聞・社説
駆けつけ警護 安全確保しつつ新任務を担え

政府が自衛隊派遣を急ぎたい理由が、未だによく判らない。明確な要請、南スーダンの国造りに関与したい戦略があるのだろうか?
ここに公式な情報がある。

南スーダンへの自衛隊の派遣について by 防衛省・自衛隊

当然、表面的な内容だろうが、それでさえ、リスクを取ってまで得たい成果が何なのかは判らない。
シリアがなぜ見捨てられるのか。かなりドライに言えば、オイルの利権も、政治的駆け引きを治めた際のメリットがないからだ。北朝鮮がなぜ放置されるのか。あの地に何のメリットも見えないからだ。悲惨さから考えれば、シリアの方がひどい。リスクから考えれば、北朝鮮の方が日本にとっては危機だ。もちろん、この地域に自衛隊を出せないことくらいは判っている。それでも、南スーダンで実績をつくりたい理由が不明なまま、国民の一部が武器を持っていくなら、法的な許容とともに、何らかの合理性がいる。そういう議論は聞こえなかった。つまり日本は、今後もお付き合いで国民の犠牲を出すということだ。損得も、他の大事なことを置き去りにしても、今までの経緯や、役に立つか判らないお付き合いに。任務としていかれる方には、せめて納得してもらえる説明をして欲しい。

産経新聞・社説
安倍トランプ会談 同盟の有用性を確認せよ

日本経済新聞・社説
トランプ氏に同盟の価値をどう説くか

安倍氏にはトランプ氏に負い目がある。9月下旬、安倍氏は国連の会合でニューヨークに行った時、クリントン氏には逢ったが、トランプ氏には逢わなかった。この点をトランプ氏はカードに使える。そして、安倍氏という人物の人間性を見抜くのには十分だ。非礼を詫びるのか、言い訳をするのか、知らぬふりで通すのか。産経や日経が書くような打算で、2か月足らず前に安倍氏は判断した。そして、それは過ちだった。要点は、このミスをどう使うかだ。有能な人はミスを次のチャンスに変えられる。安倍氏の周りに、それだけのブレーンがいることを願いたい。
産経と日経に言いたい。事前にどんなに目論んでも、無駄だ。大切なのは誠意と信念。本当の友人であり、パートナーと、一言も書いていない産経と日経のようなリーダーが逢いに来たら、誰だって高額な請求書を笑って出して手を振る。同盟という言葉の意味を、もう一度考えるべきだ。

Wall Street Journal
欧州のトランプ・パニック (2016.11.15)

ヨーロッパのリーダーたちが、信念ではなく感情でトランプ氏に迷いを感じているなら、節操がないと批判されても、コミュニケーションするためにすぐに動いた安倍氏は、まだまともだ。逢いたくない相手こそ、さっさと逢って話をする。集団生活の基本だ。今の陶酔がアメリカから去る前に、絶対に明るい関係を構築しておくべきだ。いまは祭りのような混乱が起きているだけ。まだ何も始まっていないどころか、大統領に就任さえしていない。マーケットも、メディアも、やがて手の平を返す。その前にリーダーは逢うべきだ。トランプ氏をはげませる立場になっていれば、関係はつづくのだから。

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