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2786.報道比較2016.11.8

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明日には結果が出る。その後、不毛な泥仕合がつづかないことを祈る。英国では、みっともない争いは長くはつづかなくて清々した。アメリカは?

朝日新聞・社説
議会の信頼 富山の混乱を教訓に

嫌みな言い方をすれば、無所属の新しい議員は、かなり当選しやすい選挙だっただろう。自分が素人だと言うほど信任されるのだから。新しい方々に、失礼を承知で言おう。新しいことは、潔白とイコールではない。これから先、悪意ある行動をしないことなど意味しない。むしろ経験はリセットされ、今までよりスピードは鈍る。今の新鮮な気持ちが維持されるなら、リセットは悪い話ではない。これから先、どうやって今の洗濯された後のような感覚を維持できるかだ。それが第三者機関で担保されるだろうか?インターネットで公開すれば透明性は保たれるだろうか?しっかり考えた方がいい。
議会とは、本来、知事や役所の業務を監視し、民意を伝えるためのシステムだ。その人たちが監視されなければならないほど、日本のモラルは低下している。オープンであることは、この透明性を高める手法のひとつだが、作為を巡らせば穴はいくつもある。いつでも見られているのだという緊張感を与えるのが効果的だろう。

毎日新聞・社説
電通を強制捜査 企業風土への一罰百戒

いまは以前より広告業界とは疎遠になったが、私にとって広告業界は近い存在だ。ITも広告もだが、働き方はたしかに褒められたものではない。たぶん、世界中、どこでもそうなのでは?と思うのだが、頭脳だけをすり減らして成果物をつくっていく。終わりがなく、執着する人は時間を忘れて没頭する。使うのはアタマだけだから、疲労は外に見えにくい。集中力は人それぞれだろうし、執着心や責任感によって、自分の疲労感さえ判らなくなるほど、追いつめられていく。正直、相当に過酷だ。だから時間を決めた方がいいと思うし、管理者は仕事への執着心より、チームのリソースの管理を優先しなければならない。
似た業界は、いくつでもあるだろう。そして、これからの時代、アタマだけを使う仕事はさらに増えるに違いない。しかも、闘う相手が無給で、疲れ知らずに働けるマシンになっていく。最高の成果は、労力に比例しない。チームの生産性を最大化するのがマネージメントの仕事だ。おそらく、電通をはじめ、日本企業はまだこの感覚を持っていないのではないだろうか?

読売新聞・社説
日露経済協力 領土交渉進展に見合うように

NHKも英語のニュースでは報じていたが、ラジオでは詳しくは報じていなかった。日本国内の注目度は高くないようだ。
交渉より、大切なのは合意の内容と、その後の履行での駆け引きだ。韓国でも、10億円を渡しておきながら、慰安婦像は残ったまま。普通の取引なら、逆だ。撤去を見届けてからカネを渡す。または、半分渡して、残りは撤去後。当たり前の手段を、日本政府は怠慢に行う。これは知恵がないのではなく、他人事の甘い感覚が宿っているからだ。プーチン氏と安倍氏が対峙する時も、その甘さを警戒すべきだ。いい顔をしたい願望から、簡単に約束してしまう。カネが先だといわれると、すぐに払ってしまう。日本はあまりに間抜けを演じてきた。安倍氏にその厳しさがあるようには見えない。どう考えても、読売はが進言すべき相手は、プーチン氏ではなく安倍氏だ。

産経新聞・社説
外苑イベント火災 芸術は安全に優先しない

アートの問題ではなく、運用や管理の問題だろう。指摘のポイントがずれている。

人民網日本語版
中国海警局船隊が6日釣魚島領海を巡航、日本側は抗議 (2016.11.7)

抗議は当然。型通りを繰り返さなければ、中国は警告しなかったと言って踏み込んでくる。そうでしょう?

日本経済新聞・社説
車のIT化は利便性と安全確保が両輪だ

何を述べたいのか、要点が見えないが、言っている内容は既知のことばかりだが、適切だ。こういう競争になった時は、休みなく改善をつづける事だ。日本人には得意な領域のはずだが、ソフトウェアが絡んだアップデートは、どうだろう?苦手でないことを願う。
テスラは、PCのように、インターネットでOSがアップデートされて機能が改善されていく。それを外部からコントロールされる危機と見るべきだろうか?明らかにノーだ。徹底した防御を重ねてでも、遠隔アップデートの機能は必要になるだろう。なぜ?PCやスマートフォンを見れば明らかだ。いまや、オンラインでないことは、頭脳を持っていないに等しい。ディーラーに行って部品を換える、PCをつないでアップデートするなど…どれだけ競争力を失うかは、すぐに判る。
勝手に暴走するクルマを許容などできないのは当然だ。その競争力がない会社は、もうクルマを作る資格がなくなっていくだけのこと。そして、すでに判りきっていることだが…この流れはクルマで終わらない。家電も、家も、衣服や消耗品さえ、そうなっていく可能性を秘めている。IoTとは、そういう事だ。CPUを埋め込んでネットにつなぐだけで終わる話ではない。

Wall Street Journal
米大統領選後の市場、ブレグジット決定後と酷似か (2016.11.7)

私の個人的な予想では、クリントン氏が大統領なら、12月くらいまでは明るい。その後、利上げとともに来年から暗くなる。ハネムーン期間を終えた時、今のDOW18000ドルは維持できない。トランプ氏が大統領なら、一時的に暴落する。下落して回復がなければ利上げは見送り。ハネムーン期間を終える頃から、彼の言うとおりの政策をやるなら、株価は上がる。財政はとんでもない赤字を抱えるが。
この予想は、一般に知られたものだ。では、どこでマーケットに関わるか?少なくとも、選挙結果が出るまでは傍観しようと思う。ブレグジットの時はワラントは買ったが、今回はそれさえやりたくないほど、腹立たしい。どちらが選ばれても尊敬できるかは、実績次第だ。夢のように熱狂して、幻のように消えていくオバマ氏の後には、好対照でいいかもしれないが。
さて、明日には結果が出る。その後、不毛な泥仕合がつづかないことを祈る。英国では、みっともない争いは長くはつづかなくて清々した。アメリカは?

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