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2772.報道比較2016.10.25

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思いを巡らしていることがつながることは良くあるが、サウジアラビアとソフトバンクがつながるとは思わなかった。成功を祈る。

Financial Times
ソフトバンク孫氏とサウジ副皇太子の「電撃結婚」

サウジアラビアには興味を持っていたが、ソフトバンクとつながるとは予想していなかった。だが、この記事を読むと、気が合いそうなふたりという印象を持った。私は以前から、孫氏のスタイルには共感できない点はいくつかある。それでも、カネ儲けのセンスは認める。共感できないのは、彼自身が何も創造していないことだけだ。ヤマ師だとは思うが、ペテン師ではない。風呂敷は拡げるが、虚偽ではない。確実なのは、彼は日本の誰よりも挑戦している。
次に何をしたいのか判らないが、やはりつくるのではなく買うと言い出した。孫氏らしい。私は、サウジアラビアの皇太子が最終的に求めているのは権利ではなく、生み出す能力だと思う。その差異はいまは気にならないかもしれないが。

朝日新聞・社説
金融行政方針 目的に異論はないが

もし、3年前、日銀が黒田バズーカともてはやされた時期に、この取り組みを金融庁が語っていれば、称賛のラストチャンスを手にしただろう。金利が上がる兆候を朝日や金融庁はどう見ているだろう?今が異常事態で、アメリカは金利のある世界を回復しようとしている。ルー氏が言うとおり、金利のない世界の問題は、銀行が食えないことではない。金利を払わずにビジネスをやれる商習慣は、あまりに基礎体力が低いからだ。わずかな金利上昇で、すべての産業のコストが増える。特に、多大な投資を行う事業ほど、この圧迫に耐えられなくなる。すでに、その麻薬漬けに、社会は陥りつつあるのをアメリカは危惧しはじめた。日本の産業は金利がある世界で歩けるだろうか?金融庁が銀行を優遇するのは省庁の管轄として理解できるが、金融だけが栄えていいほど、日本の金融業界は世界で実績を上げていない。もし、日銀がゼロ金利を長期で行う意図での行動なら、私はインフレに備える。まるで上がらないと高を括っているインフレ率が上がりはじめた時、今の日銀が制御できる気がしない。

人民網日本語版
中国は南中国海で米国に勝手な事はさせない (2016.10.24)

ドゥテルテの言動が、中国を勝ち気にさせている。また、この主張に正当性を感じさせる空気が生まれはじめている。アメリカは中国の指摘どおり、ドゥテルテ氏の訪中と、ドゥテルテ氏の言動に合わせて実施した行動のはずだ。中国は自国の領海と言い切っているが、世界の裁判所はそう言っていない。これはドゥテルテ氏が原告としての権利を放棄しない限り、彼が大統領でも覆らない事実だ。あまり強く出過ぎると、ドゥテルテ氏依存が中国の仇になる。たったひとりのリーダーの気まぐれに依存する方がリスクだ。
アメリカが焦りを感じているかは判らないが、危機は認識している。そして、東南アジアの大切な同盟国を失った時の損害を分析しているだろう。どうしても失いたくなければ、戦争してでも自由を取りに来る。その時、中国は抗う意志があるだろうか?その段階にアメリカは入ったことを示唆しているのだが。

Wall Street Journal
権力集中で「完全な忠誠心」求める習主席 6中全会開幕 (2016.10.24)

ドゥテルテ氏も、習氏も、どれだけのボディ・ガードがいるのだろうと思う。どんどん敵をつくり、孤立している。ドゥテルテ氏には過去の体験と、単純だが明確な信念が見えるが、習氏にはそれさえ見えない。そして、どちらにも未来が見えない。

毎日新聞・社説
ドゥテルテ氏訪日 混乱の修復を期待する

試験の模範解答のような社説、ご苦労様。これでは社会には無益だ。

読売新聞・社説
米の新規原発 運転実現を日本も参考にせよ

読売の作為は何となく判るが、私は合意形成して、最新の技術を駆使して、新たな原発をつくりたいなら、議論はすべきだと思う。だが、その前にすべき課題を無視することは社会が許さないだろう。古い施設の廃炉。核のゴミの対処。安全基準。管理体制。エネルギー政策。どれかひとつでも進んだだろうか?参考にすべき事例は新設の話ではなく、アメリカがどんなエネルギー政策で、どんな安全基準で、どう管理しているか、ではないだろうか?

産経新聞・社説
TPPと与野党 駆け引きやめ審議進めよ

申し訳ないが、主張の論理がまるで判らない。日本がTPPの先頭にいつからなったのだろう?なぜ日本の国会承認を急がなければならないのか、納得できない。それが無駄にならない理由は、主張の中に明示されていない。

日本経済新聞・社説
AT&Tの巨大買収は未来を開くか

日本では、同様の例を想像したが、イメージできない。NTTがテレビ会社を買うレベルではない。日本の放送という概念よりは、コンテンツの創造がタイムワーナーの魅力であり、AT&Tが欲したのは、コンテンツの価値だ。Appleがタイムワーナーに買収の思惑を持っていたのも同様。チャネルを持ち、配信できるポテンシャルは、各社が持っているが、コンテンツの創出組織との統合はこれからだろう。今回は土管屋と呼ばれる通信業がメディアを買収したが、その逆もあり得る。ディズニーはコンテンツ会社からメディアを掌握した。彼らが配信に興味があるようには見えないが、どうだろう?IT企業がコンテンツ制作に手を染めはじめているのも納得できる。ITがここまで成長する前から、コンテンツはメディア、配信と並んで大切な役割だった。買った方が早いか、コンテンツとしての新しい卵を探すか。今後が楽しみだ。

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