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2550.報道比較2016.3.19

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世界中の選挙で、これだけ適材のいないリーダー選びがつづくのは偶然の一致ではないだろう。今のままでは、世界の争いは増えそうだ。

Wall Street Journal
反トランプで民主系22団体が結束、デモも計画 (2016.3.18)

アメリカの大統領選挙は、日本の奇妙な根回しより痛快だ。有権者も、候補者も、直接行動で示す。個人的には、トランプ氏へのもっとも痛烈な対応策は無視することだと思うが、デモしたくなる気持ちも判る。田母神氏や浜田幸一氏が日本の首相になりそうになれば、日本でも似たような危機感が生まれるだろう。共和党は詰んでしまったようだ。
世界中の選挙で、これだけ適材のいないリーダー選びがつづくのは偶然の一致ではないだろう。本来、リーダーを担うべき人は、そのリスクから政治から距離を置いている。結果、政治の人材はレベルダウンする。その中から選ぶしかない未来は、最上級の幸福からは、ほど遠い。愚かな人を選んでしまうリスクもゼロではない。そんな人たちが世界中でリーダーになれば…争いは増えるだろう。

日本経済新聞・社説
原発事故の避難計画は継続的に改善せよ

自民党の原発行政は、民主党時代とは真逆だが、まったく仕切れていないのは同レベルだ。選挙対策と、指摘された川内原発、高浜原発の線量計への付け焼き刃の対策だろう。おかげで規制委員会は抗議した手前、政府とスタンスがずれはじめた。朝日の姿勢を批判する前に、政府は自らの不誠実さの方が強くなっていることを認識すべきだろう。この件では日経は朝日に同調している。当然だ。やはり原発を管理できる体制は、いまの日本にはない。手を引くべきだ。

毎日新聞・社説
アダムズ方式 「違憲」覚悟の先送りか

野党は、またひとつカードを手にした。これだけ自民党が怠慢なのに、次の選挙で負けたら、野党の能力を疑いたくなる。それにしても、自民党はどこまで墓穴を掘るつもりだろうか?増税先送りとバラマキで勝てると思っているなら、ずいぶん私たちは軽く見られている。

朝日新聞・社説
教科書検定 押しつけは時代遅れだ

政府に賛成する人は、国家としての誇り、日本の統一された尊厳を語る。教科書を統一してそれが成立するとの発想は妄想だ。中国で国家への愛情はどうだろう?国が不景気になっただけで国富が流出し、高級官僚が移民申請と海外留学の列をなす国だ。どれだけ教科書を統制しても、誇りは大人の背を見て学んでいくものだ。リーダーがキャッチフレーズだけで自分の趣味の政治を行い、閣僚が収賄でやめる国に、いくら尊厳を語ってもこどもは嘘をすぐに理解する。政治家だけではない。尊敬される企業がブラック企業のような側面を持っていたり、テレビで活躍していた人が孤独死していけば、本当のしあわせがどんなものかは学ぶ。
教科書に目くじらを立てるなら、自らの襟を大人が正すことだ。いつ見られても、言葉ではなく姿で学べる大人が増えることだ。教科書を検定する政治にも、使う教師にも、その資格を持たない人たちが以前より増えていることを先に是正して欲しい。

産経新聞・社説
暴走する北朝鮮 日韓間の協定締結を急げ

読売新聞・社説
北ミサイル発射 国際社会で孤立深める軽挙だ

制裁がワークしているか、特にアメリカに検証を委ねたい。残念だが、日韓に分析能力があるとは思えない。制裁への危機感からの行動か、まったく制裁が機能していないかによって、次のアクションは違ってくる。すでにアメリカも現実的な危機に直面している。本気で動くと期待している。日本がこの危機を煽っているのは安保法制を正当化したいからだろう。だから戦略の話がまったく出てこない。残念だ。

人民網日本語版
日本家電大手の資産売却、中国企業にとって海外進出の好機に (2016.3.18)

日本の家電事業のM&Aで、日本国内に感傷的な記事を見かけるのと同様、中国は勝ち気な記事になった。個人的には、儲けられない事業ならさっさと手放すべきだ。今の日本の家電の魅力はゼロに近い。粉飾決算、赤字経営なら、手元に残す理由など何もない。10年前に世界を制していたものが、今では赤字という、その経営能力のなさを恥じる検証なら真面目にすべきだが、感情的な温存主義は情けなくなる。
一方で、中国も買収に浮かれているのは不思議だ。国内で創出できなかった事業をカネで買うしかできないこと、今にも崩れそうな人民元の価値を必死で資産に変えようと国外に物件を探している状況は、勝ち誇った記事にするには背景を知らな過ぎる。この買収方法では、10年後に中国が腐らせてしまうか、また次の国に売却する未来が待っているだろう。

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