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2521.報道比較2016.2.18

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通貨のバーゲン・セールは、いつまでつづくだろうか?最初にマーケットに敗北を認めるのは?おそらく中国だろう。

Financial Times
人民元安に賭ける投資家、重要なのはタイミング (2016.2.10)

資金とタイミングが合致すれば、私も人民元ショートに合流したい。リスクをどう回避するか。そこに答えが出ないので、投資資金を準備するのも先延ばしになる。そんなことをしているうちに、どこかで大きな穴が空いてせっかくのチャンスを逃すのではないかと様子を見ている。
どの国も通貨安に誘導したいと望む時、マーケットはその逆に相手を追いやって儲ける。まだ人民元に対して中国政府は本音を言わないが、どこかで人民元の安値誘導を「誤りだった」と巻き戻したがるのではないだろうか。だが、もう戻らない。マーケットは、弱みを見たら、必ず付け込む。
ヨーロッパも日本も、気をつけた方がいい。いまはバーゲンをしているつもりだろうが、やがて、どれだけ安くしても欲しがられなくなった時、高値が良かったと願うに違いない。だがその時、二度と価値は戻らない。

Wall Street Journal
FOMC議事録:経済見通しへの不透明感深める (2016.2.18)

アメリカの用心は、このところ観測気球のような発言を繰り返して様子を見ていると感じている。大幅な株価下落を演じたのは中国と日本。アメリカはそこまでの下落を示していないが、明日は我が身と身構えている。その感覚が、どれくらいのものなのか、FRBは知りたがっている。つまり、自信を持っていない。それは、素直に危険だ。番人であるはずの役目の人たちが、状況を読めずに思い悩んでいる。通常は、そんなことをしている途中に、予想していなかった災難が訪れる。今回のFRBはどうだろう?

朝日新聞・社説
鞆の浦 景観重視の先例に

ここ数日、朝日が政治から距離を置いている。いい傾向だ。だが、できれば選ぶトピックは選別して欲しい。全国紙としての興味に応えて欲しい。
景観というものの価値に結果が出るには、ずいぶん長い時間を要する。最初から景観に価値があれば、開発という案さえ出てこない。そういう案が出るということは、作り替えることに理解が得られると思える場所だったのだろう。その地が価値に、未来を通して価値があるのか。裁判で争えることなのだろうか?悩ましい。だが、自治体が選挙で選ばれたことだけを盾に、計画を強行できる時代は、もう終わったようだ。それは、都道府県でも、苦にでもそうだ。沖縄にずいぶんと強権的なことをしているが、安全保障とアメリカがなければ、国は簡単に強硬な意見を押し付けることはできなかったのではないだろうか。
それは一方で、進化、発展への歩みを、情緒と感情で抑止することにもなり得る。裁判所も、住民も、どうやら資産価値を定量的に計った様子はない。感覚で、未来を予測する。それは、おみくじや占いに未来を委ねるのに似ている。
できれば、もう少し論理的な結論の導き方が、お互いにないだろうか?だから6年も裁判に時間を要する。その時間が、私にはとてももったいなく思える。

毎日新聞・社説
司法と住民 地域間格差をなくそう

前述の朝日に通じる。時間的価値を考えて、人は争いの結末を求める。争って結論が出るまでの労力が、失う損失に見合わなければ、紛争は起きることもなく消える。これはロジカルだが、一方で残酷だ。泣き寝入りが埋没する。そのストレスと、軽微なら許される悪が社会にはびこる。軽微な紛争こそ、第三者が入って早めに解決すれば、刑事事件に発展するような芽も摘める。生産性を上げること、スピードを上げることは、やはりどんなことでも重要だ。

日本経済新聞・社説
革新を怠った米ヤフーの経営が示すもの

なぜ、ヤフーを今さら?日本はまだヤフーなのだろうか?とっくに時代に取り残されている。ファイナンス、fliker、(閉鎖された)Pipes…ツボはよく、メディアとしての価値はありそうだが、MarissaがGoogleを飛び出してまでしたかったのは何なのか、未だに見えない。そんな話題をなぜいま日経が?日本のITセンスが判る気がする。

産経新聞・社説
慰安婦問題 世界に向け事実の発信を

読売新聞・社説
米ASEAN 南シナ海での狼藉に警告した

正論なのだろうが、私にはヘイト・スピーチと同程度の主張にしか聞こえない。相手がいることは、相手の戦略が見えなければ動かない。感情をぶつけるだけの主張なら、しない方がいい。

人民網日本語版
朝鮮半島問題における米国の思考には問題がある (2016.2.17)

中国がアメリカとの関係より北朝鮮の関係を優先する主張に驚いている。私がアメリカの交渉担当なら、そう言ってTHAADを配備する。いまの中国は交渉が得意そうに見えて、かなり下手だ。対話を促すというなら、北朝鮮との6か国協議をセットアップしてみせればいい。それができるチャネルも能力もないのだろう。中国が本気なら、北朝鮮を制止することさえできた。それができる兆しさえない。
対話をしたいと言っているが、北朝鮮が求めているのは対話でも交渉でもない。譲歩だ。インテリジェンスでは、明らかにロシアにさえ及ばない。南シナ海でしていることと、この主張の矛盾は誰が見ても笑える。

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