ORIZUME - オリズメ

1949.報道比較2014.10.24

1949.報道比較2014.10.24 はコメントを受け付けていません。

カナダで起きたイスラムによるテロを社説に載せられたのは産経のみ。他紙はおそらく「間に合わなかった」と推測する。明日になるのだろう。産経はスピード感が出てきた。取材力と粘りは十分。あとは思想と表現に適切なブレーキが機能すれば、他紙に先んじるだけのパワーを秘めている。

産経新聞・社説
カナダ議会銃撃 テロの拡散に警戒強めよ

新聞なら無視することはできない事件だ。アメリカにも相当な緊張が走った。おそらく他紙は間に合わなかった。産経だけが先んじた。このスピードは、強烈なパワーになりつつある。マイクロソフトとの提携を解消してからの変貌に、非常に魅力を感じる。
ISISは戦地だけでなく、世界を恐怖に陥れる可能性を秘めはじめた。テロとの闘いが世界に伝播する。各国で宗教戦争のようなことが起きれば、弾圧や排斥につながる。あまり考えたくない息苦しい未来だ。ISISの想定しているゴールが見えない。そんなことを思考するレベルの集団には見えないが、彼らの悪意は最近起きた紛争の中で最も不愉快だ。世界が協力して排除すべき思想だろう。憎悪まみれのやり方では、どんな交渉も条件も世界は認めないだろう。

朝日新聞・社説
降格違法判決―妊娠を不利益にしない

毎日新聞・社説
妊娠で降格 マタハラを防ぐ社会に

この裁判に関しては何のコメントもない。いまの時代に被告が取った行動が許されるはずもない。最高裁まで争う内容ではない。
社会が求めているのは、いまやフェアであることだ。人を貶めてまで稼ぐことも、鞭打った重労働の上に成り立っているサービスも、条件の悪い雇用も、どれもが許されない。経営がしずらくなった?そんなことはない。そういう人は、労使も、商売もゼロサム・ゲームと考えているのだろう。その発想こそ古い。もはや世界は獲り合い出はない。シェアであり、ウィン・ウィンであり、チームだ。競争はあっても、恨み合うような闘いではない。ライバルだ。

Wall Street Journal
日銀、インフレ率1%割れの可能性高まったと意識 (2014.10.24)

不思議だが、日銀は原油安が日本経済にとってはネガティブらしい。インフレにしたいとの意向はわかるが、このあたりになると現実とは乖離している気がする。マクロのことはやはりムズカしい。素人は、なぜ賃上げが起きないのにインフレを期待するのかが判らなくなってきている。これは日銀の問題ではなく政治の問題化もしれないが。この不信感が拭えない限り、アベノミクスの未来は暗い。

Financial Times
中国のレアアース支配に陰り (2014.10.21)

中国にはまた逆風だ。どんなに圧倒的なシェアを持っていたとしても、世界は支配などできない。特に経済においては。新しい技術が、別の生産者が、再利用の流通が、支配を排除する。マイクロソフトでも、デビアスでも、やはり独占はできない。中国にはまだ経験が不足しているようだ。

日本経済新聞・社説
次世代の移動通信技術の開発に注力を

強く期待するとともに、ガラパゴス化にだけは最初から気を配って欲しい。やはり新幹線も懸念したとおり、独自技術としての障壁を越えにくいようだ。世界はベストの技術を求めてはいるが、オリジナルでクローズな技術では、もう通用しなくなっている。特に通信は世界で使われてこその技術領域だ。配慮して欲しい。

Comments are closed.