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1918.報道比較2014.9.22

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日本国内に徐々にマグマが溜まっているように思える。以前は死んでいるような表情だけが気になったが、もうやさしささえ見せられないほど追い込まれている。余裕はどこにもない。円安と格差が、さらに弱者を追い込むことになる。荒む。

産経新聞・社説
原子力規制委 欠乏した対話力の回復を

日本経済新聞・社説
原発の選別に備えた体制づくりを急げ

吉田調書が公開されても、再稼働を求める人たちの論理が変わらない。残念だ。もったいない、電力が足りない、貿易赤字の元凶という論理ではない安全の話が、未だに技術論と手続きの問題になっている。安心できる監視と運用の体制を整えて欲しい。求めているのはそれだけだ。役員が代わってそれが達成できるかに注目したい。
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朝日新聞・社説
公明党大会―実利の政治を超えて

読売新聞・社説
公明党大会 政権の合意形成へ役割果たせ

あり得ないことは判っているが、公明党は宗教団体との関係がない方が私はもっと支持を集められると思う。中道、与党の一角でありながら第二政党という、日本人のもっとも心地良いポジションを持ち、平和や福祉をベースにしている。政党であればもう少し主張があるのが本質だろうが、今の路線を維持した方が人気も維持できるだろう。問題は、危機の時に本気で今のままでいられるか、だ。これから格差が本格化する。苦しい人たちがさらに苦しむだろう。宗教ではなく政治の力で彼らを救えるだろうか?自民党とは違うやさしさを維持できればいいが、バラマキに終始するのであれば失望を誘うだろう。
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毎日新聞・社説
視覚障害と社会 無関心という罪の重さ

ひとつひとつ起きている事実は、場合によってはニュースにさえ取り上げられないようなトピック。しかし、毎日が取り上げた理由は、似たようなことが頻発する社会への警鐘だろう。やさしさが消えている。余裕がない。その雰囲気を、おそらく多くの人が街から感じている気がする。弱者に対して攻撃的になる社会は、相当切迫している証拠だ。この原因は、私は格差にあると見ている。弱者を疎み、許さない社会になりつつある。誰でもほんの少し不運が重なれば弱者になるのだが、その意識もない。または他人を犠牲にしても自らは助かろうとする価値観が生まれている。これはインフレの前にあってはならない状況だ。インフレはさらに弱者を追い込む。やさしさやセーフィティネットがなければ、再挑戦さえできない社会になってしまう。失敗を許容する社会。弱者に挑戦を促す社会が、もっとも強く、もっとも適用能力のあるコミュニティを形成することを、日本は思い出せるだろうか?
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Wall Street Journal
G20、広範な構造改革で成長2%引き上げへ (2014.9.21)

Financial Times
制裁で力増すプーチン大統領の強硬派側近 (2014.9.19)

G20ということは、ここにロシアはいたのだろう。その匂いを感じさせるニュースは、ネットを検索してもどこにもない。「ロシアには触れるな」と言わんばかりの状態だ。Financial Timesを見ると、ロシアの内情がさらに国家主義に走っていることが判る。自由などない。それでも国としてゴールを目指す。本当に全員が望んでいるのだろうか?どちらにしてもロシアが恐い。団結すれば、今のリーダーならナチスと同様の手段を使いかねない。バラバラになると、またロシアが荒れる。どちらに傾いても未来が暗い。徐々に冬が近づいている。ロシア、ウクライナ、ヨーロッパのエネルギー交渉は円滑に進だろうか?
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