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677.報道比較2012.1.21

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ウォール・ストリート・ジャーナル
ユーロ圏危機の見通しに対する2つの見方 (2012.1.20)

日本語訳が甘いのだろうか?WSJにしては抽象的な主張になっている。が、ユーロに注目せよ、と昨日のFTに引き続いて取り上げた。
楽観的な面で言えるのは、金融危機が起きたとしても死ぬわけではない、ということ。悲観的に言えば、世界のある場所の危機が、巡り巡って自分たちの生活を脅かすくらい、今の時代のおカネは海のようにつながっている、ということ。
備えた方がいいのは、身の危険ではない。おカネの危険である。
何もしないよりは、備えた方がいい。準備にかかる費用は、起きたことに対処する100分の1の費用で済む。そんな体験を、我々は昨年したはずだ。

オリンパス上場維持

東京証券取引所は多額の損失を隠していたオリンパスの株式を、経営に問題があることを示す「特設注意市場銘柄」に指定した。上場は当面維持されるが、東証が企業統治や法令順守の状況を最長3年監視する。
この件を取り上げたのも、日経のみ。風化させたい、取り上げたくない。報道・行政・政治の姿勢が見える。

日本経済新聞・社説
オリンパス上場維持で東証が負う責任

普段の生活でも時折、感じることがある。
イヤな問題を、タブー視して見ないことにする姿勢。イヤだから片づけようではなく、放っておけばなんとかなる(当然だが、結局問題はさらに悪化するのだが)とする姿勢。これは国民性だろうか?どこかで教育されたのだろうか?まったく奇妙で、あってはならないことのはずだが。
原発。普天間。財政再建。このオリンパスの件。私は良く知らないが、吉本興業の件も、企業内で起きている奇妙な問題も、おおよそはこの奇妙なムラのルールに陥っている。
私は、少年の頃から、このムラのルールが大嫌いであった。いつも抵抗していた。これからも、変わる気はない。染まるくらいなら、この村を出ていく方を選ぶ。

大学秋入学

東京大学が秋入学全面実施に向け、本格的に動き始めた。他大学にも連携や同調の動きがあり、「グローバル人材」を求める経済界も巻き込んで論議は加速しそうだ。

毎日新聞・社説
大学秋入学 教育改革のステップに

読売新聞・社説
東大秋入学案 社会的な環境整備の議論を

しっかりと分析して、秋にすれば問題が進展するのなら、ぜひやってみればいい。毎日の言うとおり、すべてが解決するわけではないだろう。それでもやった方がいい。

フィナンシャル・タイムズ
急減速するインド経済、公共投資でてこ入れへ (2012.1.19)

BRICsはどこも試練の時代に入ったようだ。騒いでいるのは傍観者の先進国で、演じている本人たちは必死だろう。成長は麻薬。苦しくても人の心を満足させる。我々にはうらやましくて仕方がない。

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