ORIZUME - オリズメ

655.報道比較2012.1.5

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海外紙からはコラムだけでなく、キーとなる日本では見かけない記事も掲載していく。徐々に海外の方が多くなっていくことがなければ…と祈っている。

ロイター
EU、イラン原油の輸入禁止で基本合意

どんなに経済的に困難があろうが、モラルや信念は曲げない。それが欧米文化の根底にあるが、見事その手本となるような対応だ、という見解が1つ。
親米のスタンスを見せることで、EUの危機的状況で米国からの援助だけは手放したくないとの思いがある、との見解が2つ。
オバマ大統領、またはEUの国内政治に向けてのポピュリズムだ、という見解が3つ。
イラン政権に痛手を負わせることで、異なるうま味を手に出来る。それに米国に続いて欧州が乗った、という味方が4つ。
あなたはどの見方を取る?おそらくすべてが正しく、すべてにミス・リードが含まれる。
実際の政治・行政はこれらの分析を行い、リーダーは「決断」というたったひとつの答えを出す。だから未来はひとつしかない。マスコミにも国民にも、すべてを話すことはない。
彼らは偉いのだから尊敬せよ、という意図はない。
こういう知的な遊びを楽しめるようになると、人生は豊かだ、と思う。

フィナンシャル・タイムズ (Japan Business Press)
2012年の景気回復、壊れ物につき取り扱い注意 (2012.1.4)

日本の読者は、まずまずと呼ばれる水準の中に日本が入っていることへの奇妙さと、その後の詳細な分析に日本がないことを残念に思うことだろう。私もその一人だ。復興への期待だろうか。その期待に応えられることを願うばかりだ。

首相年頭会見

日経が年始の連載を優先させて無視した以外、すべての全国紙はこれを選んだ。立場としてはリーダーであり、この一言で日本の一年の方針が見える場だが….

朝日新聞・社説
首相年頭会見―野党はテーブルにつけ

産経新聞・社説
首相年頭会見 公務員改革の覚悟みせよ

毎日新聞・社説
首相年頭会見 決意裏付ける戦略を

読売新聞・社説
混迷の日本政治 「消費税」を政争の具にするな

悪寒を感じるほどの同列論調。共通の原稿がどこからか提供されるのだろう。
仕事をしよう。数字が欲しいなら。

日本経済新聞・社説
転換期日本 変化の芽を伸ばす ツケではなく活力を未来に残そう

後半、うまく論点をすり替えましたね?記事を書いているご老人。
選挙格差の問題ではないですよ、若い世代が気にしているのは。負担が世代によって不均衡である部分を問題にして欲しいはずです。やっぱり自身の権益は守るということですね?
この詳細を知りたく、情報源を探ってみた。
おそらく年末12/20に開かれた、内閣府政策統括官(経済社会システム担当)の「世代会計専門チーム」(議事録はこちら)という会合がベースになっている。
が、ここでの情報のベースとなっている資産は、2010年9月には「世代間不均衡の研究II ~将来世代の生年別の受益・負担構造の違い~」としてまとまっている。当時も記事になっている。オトナの責任/世代間格差の解消 [2010年08月07日(土)]
1年半ほど、議論は何も進んでいなかった。日経はそれを知ってか知らずか、また書いた。当時と何も変わっていないとも書かずに。
誰かに任せていても何も動かない。
動こうと決めた。40代よりも若い世代とともに。

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