それでは、2011年元旦の各紙の報道を比較してみよう。
元日は終戦記念日などと並んで、各紙の姿勢が見え隠れする日。
就職活動などをしている人にとっては、冷静に自身のスタイルと合うものを選ぶのもよいだろう。
経済活動だから日経というわけでもない。部数が多いから読売、なんとなく朝日、ネットでも読めるから産経、といった選び方をしていると、いつのまにか思想が染まっていることがある。ご注意を。
朝日新聞・社説
ポスト成長の年明け―すべて将来世代のために
数年前には、自身も景気対策、成長路線を求めていたのに、平気でその旗は無理だと下ろしてしまった。
私の感覚は異なる。こんな時でも成長している業界はいくらでもある。低成長の活動に無駄が生じているから、前に進まないのだ。さっさとやめてしまえ、というわけにはいかないだろうが、20年経ってもしがらみを断てないのはさすがにノロマだな、と思う。
これから社会に出る、つまりは大半が経済活動に従事する際に「もはや成長はしなくても良い」といわれては….ゆとり教育とやらをオトナの都合で知らぬうちに受けて、社会に出たら低成長時代と言い切られる。私だったら暴動でも起こしたいくらいだ。
日本経済新聞・社説
転換期日本 変化の芽を伸ばす 資本主義を進化させるために
こういうオトナがいたら、一言いえばいい。「で、結論は?」
毎日新聞・社説
2012年激動の年 問題解決できる政治を
毎日さん、あなたはいくつだ?いつまで優等生の論文を書いているつもりだ?
学生には受けがいいかもしれないが、オトナは明日をつくらなければならない。こんな頼りないオトナに、明日がつくれると思いますか?
読売新聞・社説
「危機」乗り越える統治能力を ポピュリズムと決別せよ
ポピュリズムと決別すべき?それはご自身のことでしょう。
ということで、新年の社説はどれも落第。
早めに海外の優秀な社説と比較して、いかに日本が世界の中で小さいかを知る1年としよう。
今年も変わらずハードコアでいく。