ORIZUME - オリズメ

646.報道比較2011.12.30

0

残り2日では今年を振り返る主張が大半を占める。各紙が選んだトピックスは?

朝日新聞・社説
年の終わりに―万の悲しみを忘れない

この手法も否定はしない。しかし総括がこれでいいのか?政治批判のためにダシに使われた人たちの想いは何なのか?震災後の取材方法で否定された反省もなく、朝日新聞は何の勉強もしなかった1年のようだ。

産経新聞・社説
回顧2011 震災の記憶語り継ごう 政治は被災地を泣かせるな

途中、視点があまりに違いすぎて大きな違和感を感じていた産経。最後に盛り返し、今ではもっともバランスの良い主張を展開してくれている。アジア近隣諸国への主張が強すぎるのは社風かもしれないが、無条件批判の癖さえ直れば、現時点ではもっともニュートラルな社説。すばらしい。

日本経済新聞・社説
継続雇用の義務づけは経済の活力をそぐ

最後まで働く日経。このあたりの真面目さは評価できる。この主張も極めて適切。新卒者が入れない時代に、65歳まで雇うことを義務づけるなど、国策としてあり得ない。厚労省は世代間戦争でもさせるつもりなのだろうか?

毎日新聞・社説
日印関係 地域大国との絆を太く

この新たな視点の評価がむずかしい毎日。真面目に追い続けてくれるため、沖縄や教科書問題では信頼感が高い。この深さを全面に、というのは体力的に期待してはいけないだろう。
あとは真面目で優等生のような視点しか持てない部分から早々に脱皮して欲しい。

読売新聞・社説
民主の消費税案 首相は年末決着を次へ生かせ

最後まで主張をつづける読売も立派である。首尾一貫していることは評価できるが、自社の主張が固いため、他の議論を受け付けない、自社に有利な主張だけを報道する姿勢があった時は、容赦なく書くことにしている。
原発はひたすら再稼働、擁護、推進継続、であった。頑なさを捨てろとは言わない。が、今のままでは好きになれない。

フィナンシャル・タイムズ
ユーロ危機、「三十年戦争」の不気味な教訓

ウォール・ストリート・ジャーナル
来年の米景気回復―信じたいが難題山積

海外紙にも目を広げることで、国内紙を見る目が養われるはずだ。そう思って12月より開始した。まだ1か月足らずだが、その価値は見える。
とにかく、国内紙の主張は洞察、取材が浅い。ユーモアもセンスもない。新聞を読んで清涼感を感じる。そういうことがあるのだ、ということを日本人にも味わって欲しい。おそらくその記事は、日本語以外で書かれたものの翻訳である、というのが残念だが。

Comments are closed.