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3421.報道比較2018.7.4

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独立記念日に合わせたようなWall Street Journalの記事が、いまのアメリカの困難を示している。そして祝日明け、貿易戦争の期日が迫る。

人民網日本語版
米高官が「不公正な貿易」で中国を非難する目的と意図 (2018.7.3)

朝日新聞・社説
報復関税連鎖 保護主義に歯止めを

久しぶりに国内紙が貿易戦争を話題にしたが、緊張感は薄いまま。発想に進展はない。人民網は、自己主張のみ。自由貿易に関しての主張は正しいように見えるが、こんなWall Street Journalの記事を見ると、中国が決してまともにビジネスを展開しているとも思えない事実は、いくらでもアメリカは握っていると判る。

中国が裏で画策か? 狙われる台湾半導体企業 by Wall Street Journal

今日、アメリカは独立記念日で祝日。明けた木・金に、注目が集まっている。すでに中国もアメリカも対応策は決めた上で交渉をしているだろうが、私はいくつかリスクに備えたポジションを準備した。実業もリスク・オフ・プランを準備することにした。私の周囲では、今回の問題を乗り切ったとしても、好景気の継続を期待している人はいない。暴落は回避できても、リセッションははじまると見ている人が多い。何より、中国人の景況感が一気に下がった。日本でも、いろいろな場面でシナリオに修正が必要ではないだろうか?

Wall Street Journal
米国はそれでも衰退しない (2018.7.3)

嗚呼、衰退。この主張を聞いて感じたのは、アメリカを哀れみたくなるような残念な感覚。独立記念日に合わせてのコラムだろうが、ここまで唱えないと自信が持てないほどアメリカは追いつめられているのだと認識した。未だにそれなりの支持を得ているのだから、もうトランプ氏個人の問題でも、リーダー選出を失敗したわけでもない。アメリカは、完全に何かが壊れ、輝きを失っている。
一方で、同時に掲載されたこちらのコンテンツには、大いに感銘を受けた。

米海兵隊が「勝利の方程式」捨てた理由 by Wall Street Journal

日本なら、100年使ってもできないような改革を、たったひとりのリーダーが悩みながらも着実に実現している。この変化を自ら推進できることこそ、アメリカの強みであり、他国が未だに決して真似できないシステム、リーダーシップ、人材、社会構造、組織運営の知性をアメリカは持っている。
前述の貿易戦争でも、北朝鮮との交渉でも、確実にアメリカが他国より有利なことは、アメリカは、常に最新の情報を入手して効果的に知らしめるシステムを持っていることだ。この圧倒的優位を、中国が追う気配はない。日本もまるで意識していない。アメリカは、北朝鮮がミサイルを未だに手放そうとしないことを見抜き、中国が世界中のビジネスでどれだけの悪行に手を染めているかを知り、公共に平然と知らしめる。アメリカのリーダーは、この情報をいつから知っていただろう?公開されることで、相手にどれだけのダメージと恐怖心を植え付け、世界の心情をコントロールできるだろう?そう考えただけで、国力、意思決定、交渉…すべての圧倒的な差を思い知る。
アメリカは、いま、確実に衰弱している。その理由は、リーダーがアメリカの本当の強さをスポイルしているからではないか?アメリカの強さの根源は、多様性と寛容から生まれている。アメリカは、自らの強さを再認識するだろうか?

日本経済新聞・社説
人口減を直視し新たな自治の姿を探れ

毎日新聞・社説
「2040年研究会」が政策提言 首相の耳に届いているか

提言しても機能しないなら有識者会議というやり方を見直した方がいい。日経と毎日の危機感もどの程度なのかよく判らない。有識者会議のメンバーは努力したのだろうが、メッセージは思ったとおりには伝わっていないようだ。まだ一般人は何もしないでいいということだろうか?どうも活動が噛み合っていない気がする。

日本経済新聞・社説
メキシコが迎えた歴史的転機

読売新聞・社説
EU首脳会議 難民問題の出口が見えない

ヨーロッパの移民問題も、メキシコのリーダーシップも、日本には直接の関係は薄い。どちらも対岸の火事としての危機意識で書かれているが、遠くの火事に微かな不安を感じているようだ。メキシコのリーダーシップの変化が自由貿易にどう影響するのか。ヨーロッパの移民問題がEUをどれだけ分断するのか。アンテナを張る意味での社説としては、価値がある。もう少し、深い情報と洞察が海外にはある。日本がそのレベルに到達する日は来るだろうか。

朝日新聞・社説
W杯日本代表 可能性と課題が見えた

産経新聞・社説
日本代表敗退 このサッカーに胸を張れ

読売新聞・社説
W杯日本奮闘 念願の8強へ手が届きかけた

毎日新聞・社説
桂歌丸さん81歳で逝く 落語ファンの裾野広げた

毎日の話題は違うのだが、お許しを。
私は、未だにワールドカップに関する情報は、TwitterのTrend for Youに登場するトピックくらいしか触れていない。落語とはさらに縁遠い。話題についていけず、申し訳ない。社説の文面が、どれくらい社会と距離があるのかも判らない。この社説では興味は湧かなかったが、Twitterのこちらの話題は、はじめて掘り下げたくなった。私の感覚は特異だろうか?

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