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3376.WWDC 2018 Expectations from a Developer

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AppleのWWDCの季節がやってきました。
今年は幸運にも行ける事になったので、現地で楽しんできます。

決算を見る限り、iPhone Xは売れているようですが、明らかにスマートフォンのマーケットはピークに達し、成熟期に入るのは確実。
ここからソフトウェアやサービスが社会を変えていくのがセオリーですが、どうやらモバイルの流れは今までより早く、すでに半分くらいはやり切っちゃったようにも感じられます。
もちろん、ここからどう発展させるかが、自分も含めてTech界で生きるものの努力にかかってるんですが。

Appleのメッセージは、以前はいま考えていることからの一貫性があって、ビジュアルから読み解くのが楽しみでもあったんですが、最近はそこまで凝っていないのか、ビジュアルはただの表現に留まっている気がします。
昨年のこのビジュアル。かなりSNSやコミュニケーションを期待しましたが、メインはAR。むむ?

で、今年はこれ。

WWDC2018

アニメーション?3D Printかな?IoTとは…どうでしょう?きれいで、今までは動かなかったんで、おもしろいさは感じますが、あまり脈絡ないんですかね?

すでに2019に向けてとんでもない大仕事をはじめてるとのツイートも観ると、今年は最後の基礎工事、成熟のWWDCかな?

今年はSwiftはFoundation中心?Storyboard刷新はまだ期待してるが…

2年前に期待を込めていたSwiftのFoundation刷新。ファイル・システムの入れ替えが進んでいるのを考えると、FileManagerからNSが消えるのを期待してます。CocoaやCocoa touchもいつかは手がけるのかと思ってましたが、たぶんゼロからMacとiOSを統合したライブラリ作ってるんでしょうね。

という事は、これも経年で切望しているXcodeのStoryboardのリニューアルは期待するだけ無駄でしょう。
Mac Appも作りはじめて判ったんですが、MacOSの資産はとんでもなく有意義なものが大量にあります。UIの一部だけでも、これだけ。ちょっと散らかってる印象はありますが。

TableViewは、Cocoa Bindingという機能を使うと、半日でできあがります。検索窓を付けるのも、30分あれば十分。iOSだと、あんなに苦労するのに。何で使えないのかなあ?Objective-Cの遺産だからなあ…と思ってましたが、CPUまで取り換えることを考えている時期ですから、期待しない方が良さそうですね。

来年は、iOS7、64ビット化、Swift以上のインパクトかもしれないですね。
相変わらず、混乱よりは少しずつ、なるべく過去の資産を切り捨てない姿勢には共感します。
Appleをマーケティングから見ると、過去を平気で切り捨てる潔さを評価されますが、ソフトウェアの過去の資産のサポートの努力、いつの時代でも動く基礎アーキテクチャの優秀さにはホントに感服します。
話が逸れましたが。

ARKitはどれくらい成長するでしょう?

昨年、登場したARKit。技術はすばらしいんですが、アプリケーションにするには、まだ遊びの域の価値しか生み出せそうもなかったです。手応えはAppleも相当感じているはず。今年、確実に進歩してくれそうです。
Siriは…ガツンと進歩してくれるでしょうか?マップさえ、あきらめずに進歩して、そろそろGoogleとは違うサービスも見えてきてます。
全体で少しずつ進歩して、融合、連係が進んで来ました。あとはひとつずつのサービスの品質が上がってくれるといいんですが。

そろそろイノベーションに期待?

iPhone登場から10年。世界一の企業に成長させ、サービスで経営基盤を固めたのはすばらしいんですが、そろそろイノベーションに期待してます。テレビ、時計の後、小さなヒットだと逆効果だとやめちゃったんでしょうか?もうSteveの一言で動くFerrariではなく、チームで結果を出すBMWなんだという経済紙の意見は判ってますが、ITがAIやオートメーションのような、テクノロジー過多なトレンドばかりになっているのを見ると、さらに「リベラル・アートとテクノロジーの交差点」という表現を思い出します。待っているのは、新製品ではなくイノベーション。いつの間にかスマートフォンがストレスの道具になり、テクノロジーから人間の居場所がどんどんなくなっているからこそ、Appleが考える技術の使い方を提示してほしいです。

サンノゼに行くのは5年ぶり。楽しみです。

So, what do you think ?